気候変動など激動の世界のワイントレンドに適応するため、今後10年で200品種導入へ。日本初の〈ヴィダル・ブラン/メンシア>、今、注目の稀少品種〈アルバリーニョ/プティ・マンサン>などが無料試飲できる!
一般社団法人日本ワインブドウ栽培協会(JVA、所在地:長野県東御市/代表理事:鹿取みゆき)は、JVAが独自に輸入・供給した品種やクローンから醸造されたワインの無料試飲会を、2025年10月19日(日)にオンライン/オフライン同時開催いたします。
現在、日本国内における一般的な苗木流通では生産者たちが選べるワインブドウ品種が極めて限定されており、気候変動への適応が遅れており、病害のリスク増大の課題があります。JVAは今後10年間で導入品種を200種まで拡大する方針を掲げ、長野県東御市に整備した日本初のワインブドウ専門「原木園」(2025年4月、当協会調べ)を拠点に、健全苗の安定供給と品種多様化を推進します。本イベントはその第一歩として、JVAが輸入する品種・クローン由来の稀少品種を体験いただける貴重な機会です。

背景:気候変動と日本ワイン
2025年の夏、日本の平均気温は統計開始以来最高となり、冷涼地とされる北日本でも平年比+ 3℃以上を記録しました。気象庁も「温暖化がなければ今夏の高温はほぼ発生し得ない。今後、こうした傾向が常態化する」と指摘しており、温暖化対応は喫緊の課題です。
従来の主要品種(甲州、マスカット・ベーリーA、シャルドネ、メルロなど)のみでは、構音障害、病害リスクが増大しており、適地適性品種の拡充が急務です。
JVAの挑戦:200品種導入計画
JVAは、海外からの多様な品種やクローンの輸入と国内適応のための原木園管理を通じ、これまでに日本の苗木供給体制の立て直しを進めてきました。今後10年間で200品種まで導入を拡大し、産地ごとに適したブドウを栽培できる体制を構築。長野県東御市に整備した「原木園」はその中心拠点であり、会員の苗木生産者を通じて、全国のワイナリーやブドウ生産者に健全苗を安定供給していきます。
イベント内容:6種のワインを比較試飲
今回の試飲会では、輸入品種由来のワインとして以下の6種を無料提供いたします。
– プティ・マンサン、アルヴァリーニョ、ヴィダル・ブラン、タナ、メンシア、カベルネ・フラン(栽培、醸造:安心院葡萄酒工房)
本イベントでの試飲は無料にてご提供いたします。ただし、今後の参考とさせていただくため、ご試飲後に簡単なアンケートにご協力いただくことをお願いしております。

特別企画:日本ソムリエ協会所属ソムリエによるコメント
会場では、ソムリエ協会から招聘したソムリエが、JVA認証苗で造られたワインを実際に試飲し、プロフェッショナル視点からのテイスティングコメントを披露します。参加者は、専門家による評価を聞きながら、新しい品種の魅力や可能性を深く理解することができます。
社会的意義:生活者とともに未来をつくる
この取り組みは単なる試飲イベントにとどまらず、次のような社会的効果を目指しています。
– 気候変動適応:多様な品種でリスク分散
– 品質向上:ウイルスチェック済み苗の普及と適地適作の実現による安定化
– 地域創生:原木園を拠点に観光・雇用を創出
– 生活者参加:飲み手の声を新品種導入へ反映
“未来の日本ワイン”をともに創りあげていく仲間として、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
参加申込URL
【会場参加13:00の会】 https://forms.gle/yEdtVRhFgUea47Ed6
【会場参加15:00の会】 https://forms.gle/wacbGERRQQsUp7tQ7
【オンライン参加13:00の会】 https://forms.gle/gmuV1EjVCeqx3EqD8
【オンライン参加15:00の会】 https://forms.gle/LMR78KqYv8X4aRzu8
※参加を希望する会専用の申込みフォームからお申込みください。
※ご参加の方には開場の場所をお送りいたしますのでメールアドレスは正確に記載をお願いします。
本イベントは定員に達し次第、受付を終了させていただきます。
なお、アルコールを伴う試飲会のため、未成年(20歳未満)の方のご参加はご遠慮いただいております。
また、お車でのご来場は固くお断り申し上げます。ご来場の際は、安全のため公共交通機関をご利用くださいますようお願い申し上げます。
開催概要
名称:JVA輸入苗ワイン 無料試飲会(オンライン/オフライン同時開催)
日程:2025年10月19日(日)
時間:第1回 13:00–14:30(開場12:50) / 第2回 15:00–16:30(開場14:50)
会場(オフライン):東京・渋谷駅周辺(申込者に詳細案内)
参加費:無料
定員:オフライン各回50名程度、オンライン各回100名程度
主催:一般社団法人 日本ワインブドウ栽培協会(JVA)
イベント内容
各回共通
・JVAの活動説明
・JVA輸入品種説明
・試飲
・アンケート
・質疑応答
協会概要
団体名:一般社団法人 日本ワインブドウ栽培協会(JVA)
所在地:長野県東御市
事業内容:原木園の運営、健全苗供給、品種導入、研究・教育、普及啓発
ビジョン:「品種多様化 × 健全苗 × 産地連携」で日本ワインを次の時代へ。
お問い合わせ先
担当:JVA事務局
E-mail:info@jvine.or.jp
※本リリースに記載の内容は発表時点の情報です。