「第10回全日本最優秀ソムリエコンクール」優勝、「ポメリー・ソムリエコンクール2023」1位と2位を独占
「マンダリン オリエンタル 東京」(東京都中央区日本橋室町、運営:マンダリン・オリエンタル東京株式会社、総支配人:ポール・ジョーンズ)は、当ホテルのソムリエチームを率いるディレクターオブワイン 野坂昭彦(のさか・あきひこ)が一般社団法人日本ソムリエ協会主催の「第10回全日本最優秀ソムリエコンクール」[1] で優勝、ヴランケン ポメリー ジャパン株式会社主催の「ポメリー・ソムリエコンクール2023」[2] では、ソムリエ・スーパーバイザー 山本麻衣花(やまもと・まいか)が優勝、アシスタントシェフソムリエ 池田大輝(いけだ・ひろき)が準優勝したことをお知らせいたします。
■「第10回全日本最優秀ソムリエコンクール」で優勝
「全日本最優秀ソムリエコンクール」は3年に一度開催され、ワインをはじめとする世界中の飲料(ワイン、リキュール、スピリッツ 、その他醸造酒やノンアルコールなど)に関する高難度な筆記試験、ブラインドテイスティング、サービス実技、プレゼンテーションなどを通して、現在ソムリエに求められる世界水準のスキル、知識・技術・語学・資質を審査されるコンクールです[3]。
マンダリン オリエンタル 東京からは野坂を筆頭に、池田と山本の3名が出場。池田、山本ともにセミファイナルの12名に残り、健闘しました。所属を同じとするソムリエ3名がセミファイナルまで進出とするという結果は、マンダリン オリエンタル 東京が唯一です。
◆ 野坂昭彦が「全日本最優秀ソムリエコンクール」で優勝するまでの軌跡
野坂は、2008年に「全日本最優秀ソムリエコンクール」に初参加し、2011年はセミファイナルで敗退、2014年には2位、2017年は3位と優勝まであと一歩という結果が続いていました。コロナ禍で開催された2020年は6位という結果に終わり、野坂は「挑戦することをやめようかと思った」と漏らします。
常に高みを目指す野坂は、「全日本最優秀ソムリエコンクール」で優勝することを一つのゴールとし、それに向けたタスクを自身に課し、まずは幅広い知識を広げるために、一般社団法人日本ソムリエ協会が認定する「Sake Diploma International」を2021年11月に取得。その後、イギリスで創設された国際資格である「The Court of Master Sommelier」の試験にて、「Advanced Sommelier Certificate」[4]を2022年11月に取得しました。さらに、すでに認定を受けていた、国際ソムリエ協会(A.S.I.)による「International A.S.I. Sommelier Diploma」を2023年3月に取り直しをし、「GOLD」認定を受けています。
国際資格を有する野坂が「全日本最優秀ソムリエコンクール」にこだわった理由は、「マンダリン オリエンタル 東京のソムリエチームとして、日本一はもちろん、アジア一のソムリエチームを目指すため」。そして、「チームリーダとして自身が努力する姿を示すことで、若いメンバーによい影響を与えることができれば」とも述べます。野坂は、「全日本最優秀ソムリエコンクール」で優勝したことで、2025年9月上旬にマレーシア・クアラルンプールで開催予定の「第6回A.S.I. アジア・パシフィック最優秀ソムリエコンクール」へ日本代表として出場します。2015年に選出されて以来の再挑戦となります。
ダイレクターオブワイン 野坂昭彦(のさか・あきひこ)
<プロフィール>
東京、海外のラグジュアリーホテルやレストランで25年以上経験を積み、数々のソムリエコンクールで優秀な成績を修めています。2015年に開催された「A.S.I. アジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクール」の日本代表に選出されたほか、2017 年の「第1回ポメリー・ソムリエ・コンクール」では優勝に輝きました。国内外で高く評価されているサービス技能や豊富な知識を生かし、2018年よりマンダリン オリエンタル 東京のソムリエチームを牽引。
国際資格である「The Court of Master Sommelier」における「Advanced Sommelier Certificate」 を2022年11月に取得。日本で数少ない認定者の一人です。
■「ポメリー・ソムリエコンクール2023」で1位と2位を独占
マンダリン オリエンタル 東京でソムリエチームの一員として活躍する、池田大輝、山本麻衣花、鈴木大輝(すずき・だいき)の3名が、35歳以下を対象とする「ポメリー・ソムリエコンクール2023」の予選を通過し、12名で競われる本選(準決勝・決勝)に挑みました。
ソムリエ資格を取得してから2年という異例の速さで山本が優勝、ソムリエとして多くの経験を積んできた池田が準優勝という、当ホテルのソムリエが1位と2位を独占しました。このたびの結果について、それぞれが次のように述べています。
ソムリエ・スーパーバイザー 山本麻衣花(やまもと・まいか)
<コメント>
結果発表を聞いた時は、驚きと同時にまるで夢の中にいるようでした。このような結果を得られたのは、コンクールのためにトレーニングをしてくれた先輩方、切磋琢磨する同僚、支えてくれたすべての方のお陰だと感じています。この賞に恥じないよう、引き続き、知識と技術を身に着けていきたいと思っています。
<プロフィール>
パティシエ時代に行ったレストランで、食とお酒の相性、奥深さに魅了され、ソムリエを志す。最高の環境でソムリエとしての知識と技量を学びたいと、2021年1月にマンダリン オリエンタル 東京へ入社。フレンチファインダイニング「シグネチャー」でサービススタッフとしての経験を積んだ後、2022年12月にソムリエチームの一員に。2021年にソムリエ資格を取得。
アシスタント シェフソムリエ 池田大輝(いけだ・ひろき)
<コメント>
個人としては、悔しさが残る結果となりましたが、次に進むための課題が見え、より高みを目指す決意ができました。マンダリン オリエンタル 東京のソムリエチームとしては、納得のいく結果を出すことができたと思っています。日々の業務から、個人としてはもちろんチームとしても、さらにサービススキルを磨き、次につなげていきたいと思います。
<プロフィール>
スイスの大学でホスピタリティを専攻。インターシップを通してソムリエの仕事に興味を持つ。卒業後は有名レストランやホテルで、ソムリエとしての経験を積み、2017年3月にマンダリン オリエンタル 東京に入社し、現在に至る。ソムリエ資格は2014年に取得。
ソムリエ・スーパーバイザー 鈴木大輝(すずき・だいき)
<コメント>
決勝に進めなかったことに対して、悔しさもありますが、コンクールのために準備をした過程は、結果以上に自身にとって大きな糧になりました。今後もコンクールへの挑戦を続けながら、現場において“お客さまに愛されるソムリエ”になれるよう精進していきたいと思います。
<プロフィール>
大学在学中にワインエキスパートを取得。新卒で大阪のホテルに入社し、フレンチレストランでサービススタッフとして経験を積んだ後、ソムリエチームの一員に。ソムリエ資格は2020年に取得。2023年8月にマンダリン オリエンタル 東京へ入社し、現在に至る。
■ マンダリン オリエンタル 東京 ソムリエチーム
マンダリン オリエンタル 東京では、一般社団法人日本ソムリエ協会が認定するソムリエ資格の保有者、約25名が各レストラン&バーで活躍しています。その中で、当ホテルの5000本を超えるワインの管理やワインリストの作成、ホテル内で開催されるワインや日本酒などのイベントの企画立案や開催を行うのが、野坂率いる5名のソムリエチームです。
野坂を後ろ盾するのは、マンダリン オリエンタル 東京の開業時から活躍する、シニアシェフソムリエ 加茂文彦(かも・ふみひこ)。日本人として初めてフランスのミシュラン3つ星レストランでソムリエとして活躍した経歴を持ち、幅広いワインの知識を有する加茂は、国内外の多くのお客さまからも絶大な信頼を寄せられており、当ホテルの“レジェンダリーソムリエ”としてソムリエチームを支えています。
野坂と加茂の背中を追い、躍進する池田、山本、鈴木を含む5名から成るマンダリン オリエンタル 東京のソムリエチームが、フレンチ、イタリアン、広東料理など“美食の殿堂”と称される当ホテルのレストラン&バーで、時には主役、脇役となり、活躍しています。
マンダリン オリエンタル 東京では、ソムリエチームによる年間を通したワインプログラムや、各銘醸地のワインなどと当ホテルのシェフが紡ぐディナーイベントなど、さまざまな機会を提案しています。「ソムリエ」「料理」「サービス」、一つでも欠けたら実現できない、それぞれのプロフェッショナルたちが織りなす、マンダリン オリエンタル 東京ならではの企画を乞うご期待ください。
[1] 2023年8月29日、30日に東京都内で開催。
[2] 2023年10月19日に東京都内で本選(準決勝・決勝)を開催。
[3] 一般社団法人日本ソムリエ協会のプレス向け資料より抜粋(2023年8月29、30日配布)。
[4] 「The Court of Master Sommelier」はレベルが4つに分けられており、「Advanced Sommelier Certificate」はレベル3となり、最高レベルは「Master Sommelier Diploma」となります。
参照:https://www.courtofmastersommeliers.org/qualifications/
「マンダリン オリエンタル 東京」とは
マンダリン オリエンタル日本初のホテルとして、2005年12月2日、東京日本橋に開業しました。グループの理念「立地する土地柄と文化に敬意を表するホテルづくり」をハード面はもちろんソフト面でも実現。館内デザインには「森と水=日本の自然」をモチーフに和の趣を取り入れ、スタイリッシュな中にも安らぎに満ちたラグジュアリーな空間を作り出しています。38階建の日本橋三井タワー高層階に位置するゲストルームは全179 室。50㎡以上のゆとりあるゲストルームからは、東京を眼下に見渡す眺望をお楽しみいただけます。館内には、充実した施設と数々の受賞歴を誇る直営スパ、12の料飲施設、グランドボールルーム(1)、バンケットルーム(4)、ミーティングルーム(6)、チャペルなどを完備しています。開業以来数々の世界的な賞やランキングに輝いております。
https://www.mandarinoriental.com/ja/tokyo/nihonbashi
INSTAGRAM: mo_tokyo
FACEBOOK: MandarinOrientalTokyo
マンダリン オリエンタル 東京の主な受賞歴
2023年、『ガンベロロッソ』による『世界のトップ・イタリアンレストラン』2024年版にて、ピッツェリア部門の3スライスを受賞(ピッツァバー on 38th)。
2023年、世界で最も影響力のあるピッツェリア専門ガイド『50 Top Pizza』による「50 Top Pizza World 2023」でランキング4位、「50 Top Pizza Asia Pacific 2023」では1位を獲得(ピッツァバー on 38th)。
2023年、9年連続で米国の格付け会社『フォーブス・トラベルガイド』より、「ホテル部門」・「スパ部門」共に最高評価の5つ星を獲得。
2022年、『ミシュランガイド東京 2023』にて6年連続ビブグルマン評価 (ピッツァバー on 38th)。
「マンダリン オリエンタル ホテル グループ」とは
数々の権威ある賞に輝くマンダリン オリエンタル ホテル グループは、世界で最もラグジュアリーなホテル、リゾート、レジデンスを展開しています。アジアをルーツにグローバルブランドへと成長を続け、現在25カ国・地域において、オリエンタルヘリテージと、立地する土地の文化や独自のデザインを反映する37のホテルと9のレジデンスを運営しています。マンダリン オリエンタルは、今後もホテルやレジデンスの開発を計画しています。マンダリン オリエンタルは、ジャーディン・マセソン・グループの傘下に属します。