シャンパーニュ、世界のスパークリングワインに精通したソムリエの頂点が決定
ヴランケン ポメリー ジャパン株式会社(本社:東京都港区、CEO:師井研、以下VPJ)は、2023年10月19日、「ポメリー・ソムリエコンクール2023」決勝戦を開催。ソムリエとしての知識、表現力、サービス技能、提案力などが総合的に問われる厳しい審査を経て、山本麻衣花(マンダリン オリエンタル 東京)が見事優勝しました。
本コンクールは、これまで「ポメリースカラシップソムリエコンテスト」「キュヴェルイーズポメリーソムリエコンテスト」として、計15回開催してきたコンテストから生まれ変わり、シャンパーニュをはじめとする世界のスパークリングワイン(スパークリング日本酒を含む)に特化したコンクールとして、2017年より新たな歴史を歩み始めました。また、今回より参加条件が変わり、「35歳以下」、「ソムリエ呼称資格保持者 ※飲食店勤務者に限らない」となり、より一層、若手ソムリエに活躍のチャンスが広がっています。
6月26日(月)に東京・大阪で同時開催された第一次予選には46名が応募し、筆記試験とテイスティング技能による審査が行われました。7月7日(金)には、ポメリー最高醸造責任者クレマン・ピエルローによるプロフェッショナル向けオンラインセミナーが催され、第二次予選としてセミナー視聴後に発表された課題へのプレゼンテーション審査があり、この結果12名の本選進出者が決定しました。
10月19日(木)午前に行われた準決勝では、筆記試験、テイスティングおよびサービス技能を競い、上位5名のファイナリストが決定。
ポメリー最高醸造責任者クレマン・ピエルローを迎えた決勝戦では、事前に与えられた課題のプレゼンテーション、サービスやテイスティング技能、コース料理のペアリング提案などハイレベルな闘いが繰り広げられた結果、各選手の点数が僅差で勝者が決まらず、本来ならば2~5位決定戦を予定していたガラディナー/表彰で最終審査を実施。サービス技術と画像問題の審査を経て優勝者が決定しました。
優勝者には、賞金100万円及びディプロマ、ポメリーキュヴェ・ルイーズ6Lが贈られるほか、ヴランケン・ポメリー・モノポール社による全面的支援のもと、フランスでのメゾン研修・レストラン研修を受けていただきます。さらに、ポメリーアンバサダーとして、一年間様々なイベントにもご登場いただきます。
優勝した山本氏は、「初出場で優勝できてとても驚いています。素晴らしいコンクールを開催して頂いたヴランケン ポメリー ジャパン様、日本ソムリエ協会の皆様、会場に足を運んで頂いた皆様に心から感謝を申し上げます。またこうして素晴らしい賞を受賞できたことは、尊敬する上司、同僚の支援のおかげだと実感しております。ポメリーにとってブリュット150周年の記念すべき2024年にアンバサダーとして活動できることを光栄に思います。未熟者ではございますが、ポメリーアンバサダーの名に恥じぬよう精進していく所存でございます。引き続きご指導ご鞭撻賜りますよう何卒よろしくお願いいたします。」と喜びを語りました。
主催のVPJ CEO師井研は、「ポメリーのレガシーでもあるソムリエコンクールは30年目のマイルストーンを機に、新たなステージを迎えました。ソムリエの皆様のレベルの高い技術や知識に改めて賛辞を贈りたいと思います。また、サステナビリティや環境問題への取り組みについてソムリエの皆様から素晴らしい提案をいただいたので、ぜひ実現していきたい。これからも多くのソムリエの皆様が活躍する場を応援していきます。」と述べています。
また、本コンクールの審査委員長を務めた日本ソムリエ協会常務理事の森覚氏は、「4年ぶりの開催とあって、選手たちの中には待ちに待ったという顔ぶれもいれば、ここ4年にメキメキと力をつけて初の準決勝をもぎ取った選手もいました。ゆえに大変レベルの高いコンクールとなりました。今回の準決勝、決勝で勝敗を分けたのは安定感。多岐にわたる難問のため、各選手の得意な分野、不得意な分野が堅調に炙り出され、あまり点数には差がつかなかったのですが、最終的な順位を振り返ってみると安定して全ての課題をこなしていた選手が上位に来ていました。」と評価しました。
なお同日、準決勝・決勝戦の会場となったアンダーズ東京の51階Tokyo Studioでは、表彰式及びガラディナーを開催。1874年にシャンパーニュ史上初のブリュット(辛口)が誕生して150周年の記念特別シャンパーニュ「Cuvée 150」が世界で初披露され、多くのお客様に特別なひとときをお楽しみいただきました。
また、ポメリーによるソムリエコンクールが1993年に第1回目が開催されてから30周年となる今回、歴代の優勝者に列席いただき、第1回の優勝者である岩澤正子氏より、「ポメリーのソムリエコンクールが永く続き、多くのソムリエが活躍されることを祈っております。」と祝辞をいただきました。
● ポメリー・ソムリエコンクール 2023 結果
優勝 山本 麻衣花(マンダリン オリエンタル 東京)
準優勝 池田 大輝(マンダリン オリエンタル 東京)
第3位 沖中 亮真
第4位 山田 琢馬(パレスホテル東京)
第5位 大葭原 風子(Cellar Door Aoyama)
マダム・ポメリー賞:山田 琢馬(パレスホテル東京)
技術・知識だけではなく、特に立ち居振る舞いの美しさ、エレガントなコミュニケーション、人柄が秀でていた方に授与する特別賞「マダム ポメリー賞」は、山田琢馬氏が受賞いたしました。
セミファイナリスト(以下受験番号順)
安岡 嵩生(エノテカ株式会社)
松本 有佑子(フォーシーズンズホテル丸の内 東京)
井出 智也(エノテカ株式会社)
齋藤 奈紀(BELLUSTAR TOKYO)
星野 悠太(THE THOUSAND KYOTO)
鈴木 大輝(マンダリン オリエンタル 東京)
平島 由奈(THE SOURAKUEN)
【審査委員】
■審査委員長
日本ソムリエ協会常務理事 森 覚氏
■審査委員
日本ソムリエ協会副会長 石田 博氏
日本ソムリエ協会理事 岩田 渉氏
日本ソムリエ協会理事 近藤 佑哉氏
■主催:ヴランケン ポメリー ジャパン株式会社
■後援:一般社団法人日本ソムリエ協会
ポメリー・ソムリエコンクールオフィシャルサイト
http://pommery.jp/sommelier-concours/
ポメリー・ソムリエコンクールオフィシャルFacebook
https://www.facebook.com/pommery.sommelier.concours/
【ポメリーについて】
1836年シャンパーニュの中心都市ランスに設立されたポメリー。マダム・ポメリーは1874年にシャンパーニュ史上初のブリュット(辛口)を造り出し、シャンパーニュ最大の醸造元へと発展させました。現在においてもマダム・ポメリーから引き継いだ意志や醸造責任者の研ぎ澄まされた感性と経験・技術によってポメリーのスタイルは守られています。それはエレガントな香りとフレッシュかつ快活な味わい、そして魅力的な長い余韻です。
【ヴランケン・ポメリー・モノポール・グループについて】
ヴランケン・ポメリー・モノポールグループは、1976年に創業した家族経営の上場企業です。ブランドポートフォリオは世界120か国で流通しており、ヨーロッパ最大のワイン生産者の一つです。世界のロゼワイン市場のリーダーとして、またシャンパーニュ市場においては世界第二位に位置しています。 シャンパーニュ ポメリーをはじめ、ヴランケン、シャルル・ラフィット、エドシック・モノポール、ドメーヌ・ロワイヤル・ドゥ・ジャラス、シャトー・ラ・ゴルドン、そしてポートロゼスのそれぞれが自然に調和し、グループのスタイルを築いています。
ヴランケン ポメリー ジャパン公式サイト:https://www.vranken-japan.co.jp/
ポメリー ブランドサイト:https://pommery.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/pommery.ja/