みんなはもう飲んだ?「ボジョレー・ヌーボー」だけじゃない「国産ヌーボー」でワインを盛り上げよう!
今年は、新型コロナの位置づけが5類に移行されてから初めてのボジョレー・ヌーボー解禁。昨年は輸送コスト増の影響で価格が高騰し取り扱わない業者も出たそうですが、今年はどのような状況だったのでしょうか?CODEアプリの購買データから見てみました。
ボジョレーはコロナ禍では“宅飲み”需要もあってか好調も、ワイン市場全体は漸減傾向
ワインとヌーボー(国産新酒含む)の金額を2020年=100とした指数でみると(図1)、2021年は家ナカの楽しみとしての需要が後押ししヌーボーは好調であったが、2022年はワイン全体が不調な中で、ヌーボーは値上げも影響しそれ以上に不調であった。
解禁日当日の販売価格は高止まりも、購入者数は増加
今年の解禁日(11/16)にCODEアプリに登録されたデータを見ると、購入者数(CODE登録者数)は昨年より増加に転じたが、購入単価の中央値・平均値ともに前年を上回る水準(図2)。日本洋酒輸入協会によると昨年より平均1~2割ほど値下がりしているとのことであるが、解禁日の購入に限定するとまだ2021年よりは割高である。
10年振りにパッケージを刷新した『ジョルジュ デュブッフ』が1位。コンビニで購入する人が増加
購入本数ランキング1位は、『ジョルジュ デュブッフ』で全登録数の25%を占める(図3)。尚、10位まででCODE登録数の78%を占める。
購入チャネルは「スーパー」が約8割と大半を占めるが、2023年は「コンビニ」が約5%を占めるまでに至った(※22年は0.4%)(図4)。コンビニでお酒を買う方も多いと思うが、ボジョレー・ヌーボーの買い場としても注目したい。
輸入ワイン価格高騰のなか、国産ワインの伸びは顕著。飲用層は女性が多い
2020年から2022年における輸入ワインと国産ワインの構成比を見ると(図5)、2022年には国産ワインが約2割を占めるまでに成長。背景には輸入ワインの価格高騰のなか、国産のヌーボーで盛り上げようとメーカーや小売が注力し売り場を拡大したり、G7広島サミット(23年5月21日閉幕)で山梨産ワインが提供されたりと、国産ワインへの関心が高まっていることもひとつ。では、輸入ワインと国産ワインの飲用層に違いはあるのか?(図6)
購入者のプロフィールを見ると国産ワインは輸入ワインに比べて女性が多く、その中でも60代に支持されているようだ。
「国産ヌーボー」の認知度はまだ低い水準であるが、購入意向は高くポテンシャルあり
2023年のボジョレー・ヌーボー解禁日に「ワイン」カテゴリを購入した人を対象に、国産ヌーボーの認知状況をCODEアプリで聴取した(図7)。国産ワインが伸長するなか国産ヌーボー購入経験者は16%に留まり、認知非購入を合わせた認知率は41%と半数を下回った。普段ワインを購入している層においてもまだまだ認知度は低いといえる。
一方で、国産ヌーボーの購入意向は非常に高く、購入意向有(購入したい+やや)は74%にのぼる(図8)。ワインのメイン購入チャネルであるスーパーやコンビニなどで目にする機会が増えると拡大の余地があるかも知れない。
11月から年末にかけてワインの最需要期到来!ワインと相性が良い商品は「生ハム」「チーズ」
11月の新酒解禁、12月の忘年会やクリスマスシーズンは1年の中でもワイン需要が伸びる時期(図9)。CODEアプリに登録されたお買い物データから、ワイン(ボジョレー・ヌーボー)と一緒に買われた割合(同時購入率)を算出し「リフト値が高い商品=一緒に買われることが全体に比べて多い商品」を「ワインとの相性が良い商品」としてランキングを作成した(図10)。
ランキング上位は、「生ハム」、「ビール」、「チーズ」等。特筆すべきは「生ハム」と「チーズ」で、ボジョレー・ヌーボーとの相性が非常に良く、さらにワイン全体と比べても「生ハム」は2倍、「「チーズ」は1.3倍買われることが分かった(当社サービス「買いログView」生鮮・総菜版より)。
最後に、新酒解禁の時期は特に、またこれからのワイン需要拡大時期には相性の良い商品の品揃えや棚作りを工夫すると、お客様が離れつつあるワインを盛り上げていけるのではないでしょうか。ワインとの相性が良い商品に挙がったカテゴリは、CODE購買データで具体的な商品まで補足していますのでメニュー提案などにご活用いただけます。また、CODEアプリで商品を検索して口コミを確認したりできるのでぜひ使ってみてください。
CODE(コード)とは
買い物のレシートと購入商品のバーコードをスキャンすることで、各種提携ポイントに交換可能なポイントがもらえるスマートフォンアプリです。(ポイントは提携サービス経由で現金にかえることも可能)
消費者が楽しんで利用した結果、ポイントにも家計簿にもなる一石二鳥のアプリです。
登録された消費者の買い物に関するビッグデータやアンケートなどは、企業がマーケティングに活用し、その一部を報酬として消費者に還元しております。なおCODEは特許(*)も取得しています。登録ユーザー数は400万人を超え、月間商品登録数も4,000万点、口コミなど購入者の商品評価数も累計1.1億件を超え、20〜40代の女性に多く利用されています。
*:複数の特許を取得しています。(特許第5980448号、特許第6425297号)
<CODE紹介サイト> https://code.r-n-i.jp/
<CODE iOS版> https://apps.apple.com/jp/app/id879385562
<CODE Android版> https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.r_n_i.code.point.app
CODEの購買データや口コミはこちらの「買いログView」で見ることができます
CODEアプリで取得した購買ならびに口コミなどのビッグデータを、閲覧・分析・活用できる “消費者と企業を購買データでつなぐツール「買いログView」” を企業向けに提供しています。
買いログView:https://r-n-i.jp/service/code/kailog-view/
CODEの口コミはこちらの「ものログ」で見ることができます
バーコードのある商品の評価点数や口コミなどが分かるWEBサイトです。商品カテゴリごとの売れ筋順や高評価順のランキング、および地域ごとの購入価格なども確認できます。5点満点の評価や口コミ、および価格情報は、実際にその商品を購入したユーザー(CODEアプリユーザー)が投稿しており、毎月200万件以上の評価と口コミが集まっています。購入する際の参考情報として活用いただけます。
ものログ:https://monolog.r-n-i.jp/
<リサーチ・アンド・イノベーションについて>
商号 : 株式会社リサーチ・アンド・イノベーション
代表者 : 代表取締役社長 中岡 邦伸
所在地 : 〒107-0052 東京都港区赤坂3-11-3 赤坂中川ビル5階
設立 : 2011年4月15日
事業内容: 買い物データ収集事業、調査事業、広告事業、販促事業、及び各種情報提供サービス
資本金 : 1,000万円
URL : https://r-n-i.jp/