アルザスワインを大阪万博で体験しよう。ワイン産地として史上初めて、アルザスがフランスパビリオンに公式出展します。
今回は、フランスパビリオンで提供される新たなアルザスワインのリストをご紹介します。世界的トップソムリエたちが選定した素晴らしいワインが、2025年8月18日から8月31日まで提供されます。
今回登場するラインナップは以下の通りです。
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ラ・トゥール・デュ・リーヴル(AOC クレマン・ダルザス ブリュット NV 白)
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ドメーヌ・ショーンハイツ(AOC アルザス・リースリング 2021 リューディ “リンゼンベルグ” 白)
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メイエ・フォンネ(AOC アルザス グラン・クリュ ヴィネック=シュロスベルグ リースリング 2021 白)
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ドメーヌ・ボット=ガイル(AOC アルザス ゲヴュルツトラミネール 2019 “レ・ゼレマン” 白)
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ベステーム(AOC アルザス ピノ・ノワール 2022 “パッション・ド・ヴィニュロン” 赤)
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ウィリー・ギッセルブレヒト(AOC アルザス ピノ・グリ 2023 白)
そこで、大阪万博をより楽しめるアルザスワインのトリビアと、ソムリエお勧めのペアリングのコツをお届けします。品種トリビア第三回はゲヴュルツトラミネールです。
エキゾチックで豊かなアロマのゲヴュルツトラミネール
ゲヴュルツトラミネールは、口に含むとライチやパッションフルーツなどのトロピカルフルーツのリッチな果実味と、バラの花やショウガスパイスの香りが豊かに広がる、凝縮感のあるアロマティックなブドウ品種です。
現在、ゲヴュルツトラミネールはアルザスワイン全生産量の14%を占めています。

歴史
ゲヴュルツトラミネールの起源は、トラミネールというブドウ品種です。この品種はローマ人によって栽培されていたヨーロッパでもっとも古いブドウのひとつ。トラミネールの名前は、イタリア北部の南チロル地方にあるトラミン村に由来しています。
中世、トラミネールがヨーロッパ全土に広がる中で、アルザスやドイツ南部に渡ったトラミネールは突然変異を起こしました。そこでアルザスのワイン生産者たちは、その自然変異を活かし、品種にさらなる厚みと豊かなボディをもたらすことを目指しました。その結果、よりスパイシーなアロマを備えたブドウが生まれ、このブドウは「ゲヴュルツ(ドイツ語で“スパイシー”の意味)・トラミネール」と呼ばれるようになったのです。
ワインペアリング
セルジュ・デュブス氏(1989年世界最優秀ソムリエコンクール優勝)

アルザスのゲヴュルツトラミネールは、収穫時期や製法によって、アロマティックでほのかな甘口と、ミネラル感が凝縮した辛口があります。デザートには甘口タイプが向きますが、食事に合わせるなら後者の辛口タイプがいいでしょう。スパイスの効いた料理がおすすめです。
グザヴィエ・チュイザ氏(2022年フランス最優秀ソムリエコンクール優勝、2022 MOF受賞)

アルザスのゲヴュルツトラミネールは唯一無二。とくに、コショウやクミン、サフラン、強いミネラル感のある、凛々しく複雑なタイプは、アルザスの土壌や気候によって育まれた素晴らしいワインです。料理に合わせるなら、このパワフルなスタイルと呼応するような、深いコクと複雑味のあるものをおすすめします。
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