〜日本の自然派ワイン第一人者らが群馬独自の品種開発を開始〜
自律分散型組織「DAO」(※1)のコンサルティング・実務支援を提供する株式会社ガイアックス(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:上田 祐司、証券コード:3775、以下 ガイアックス)および群馬県 知事戦略部 デジタルトランスフォーメーション課 NETSUGEN室の支援により発足した株式会社ぐんま山育DAOは、日本初(※2)となる株式会社型DAO型を用いた地場ワイン醸造プロジェクト「ぐんま山育 DAO」の発足から1ヶ月を経て、これまでの取り組み報告と今後の計画について、3 月 27 日(木)群馬県庁官民共創スペース NETSUGEN にて報告会を行いました。

DAOによる資金調達は、3月31日までのプレ応募時点で出資者84名、総額391万円となりました。今後は、2025年度中に、DAOにより3,000万円の資金調達を予定しています。
発表会およびトークセッションには、本プロジェクトメンバーが多数登壇。除草剤や化学肥料を使わずにぶどうを育て、酵母も糖分も加えない自然発酵で、酸化防止剤を使わない自然派ワインの日本第一人者の醸造家 大岡 弘武氏、また、群馬県の気候に適した独自の品種開発に取り組む育種家 林 慎悟氏から、現在の状況や今後の展望が語られました。
■ イベント録画視聴はこちらから
※1:DAOとはDecentralized Autonomous Organizationの略。自律分散型組織。従来の組織体制とは異なり、中央管理者がおらず、メンバーの投票などによって意思決定がなされ、自律して動く組織。
※2: 日本ブロックチェーン協会 理事およびISO/TC307 国内審議委員の峯荒夢より、地方自治体と取り組む株式会社型 DAO のプロジェクトは日本初と確認。
※: 本リリースは、株式会社ぐんま山育DAOのプロジェクト概要を紹介することを目的としており、本プロジェクトへの勧誘を意図するものではございません。


■ 2025年度に資金調達3,000万円、試験収穫・醸造、醸造所リノベーションを開始
ガイアックスは群馬県から業務を受託し、チモリ合同会社と共同して、DAO を活用した地域資源の運営モデルとして「ぐんま山育 DAO」を立ち上げ、ワインづくりを通じた地方創生を目指しています。本プロジェクトは、2025年内に100名のオーナーから3,000万円の資金調達を目指しており、DAOの活用による地域資源の共同管理・活性化のモデルケースとなることを期待されています。
2025年の秋には、試験収穫・醸造が行われます。さらに、2026年から醸造所のリノベーションが開始される予定です。

■ 「ぐんま山育DAO」にプレ応募で84名、391万円の出資者の内訳
「ぐんま山育DAO」へのプレ応募は、2025年2月から、立ち上げメンバーであるちもり、群馬県庁、ガイアックスを中心に行われ、結果、群馬県外からの応募者が約6割を占める着地となりました。


(2025年3月31日現在、ぐんま山育DAO出資者84名)
■ 登壇者コメント 自然派ワインプロジェクトにおけるDAOの活用で感じた魅力
■ 群馬県庁 知事戦略部 デジタルトランスフォーメーション課 NETSUGEN運用チーム リーダー宮下 智 氏

県内はもちろんいろいろな地域から、多様な人たちに関わってもらえるのがDAOの魅力
DAOの一番の魅力は、群馬はもちろんいろいろな地域から、多様な人たちに関わってもらえることだと思います。DAOのメンバーは労働力と資金を提供し、意思決定にも参加しながら、みんなで一緒に自然派ワインをつくっていく。そうやっていろんな人を巻き込むことで、地域の活性化も目指せるという点がDAOの大きなメリットだと感じております。
■ 育種家 林 慎悟 氏

「実際にこの地域に足を運んでみよう」と思うような「自分ごと」として捉えやすい仕組み
今回のプロジェクトに携わって、強く実感していることがあります。
それは、参加する方々が、みんな「自分ごと」として捉えやすい仕組みになっているということです。決定権がそれぞれに等しく与えられていて、自分が出した意見やアイデアに対して、ちゃんと結果が返ってくる。その点が、関わりの深さを生み出していると感じます。そして、そのことが「実際にこの地域に足を運んでみよう」とか、「行ってみなければ」といった行動につながってくるのではないでしょうか。
この連携のあり方、つまり、参加しやすい枠組みになっているという点が、DAOという仕組みの面白さでもあると思いますし、非常に魅力的だと感じています。
どこかの企業が一社で立ち上げるよりも、こうして立場の異なる仲間が集まっているDAOのほうが、より信頼度が高いと感じます。さらに多くの人が、DAOという大きな枠組みの中に加わってくるというのが、非常に大きな流れなのかなと思っています。
■ 醸造家 大岡 弘武 氏

自分のワイナリーの、自分で植えたぶどうからできたワインだと言える経験
ワイン作りには夢があります。私のところにも、引退間近の方が「ワインを作りたい」とよくいらっしゃいます。でも、実際は大変です。「退職金、全部使っちゃうんですか?」という話にもなってきます。
そんな中で、よく引き合いに出されるのがワイナリーのいわゆる「ぶどうの木のオーナー制度」です。一方で、DAOは「ワイナリーを自分で持っている。自分が参加して一緒に作れる」という大きな違いがあります。
つまり、自分が植えたぶどうが将来ワインになって、「これは、パパが一緒に持っているワイナリーの、自分で植えたぶどうからできたワインなんだよ」って言える。そんな経験ができる仕組みって、なかなかないと思うんです。それが、DAOの一番のメリットなんじゃないかなと思います。
■ ”山地”を”産地”にする「ぐんま山育DAO」誕生までの歩み


地域を育てる社会事業家プラットフォーム「一般社団法人ちもり」は、沼田市を中心に「山地」という広大で豊かな自然を活かした幸せの経済循環を目指す取り組みを推進しています。
その取り組みを共助の仕組みで進めていく中、群馬自然派ワイン研究会が設立され、群馬県の山地を活かした「自然派ワインの産地化」と「個性豊かな食文化の醸成」に挑戦するプロジェクトが始まりました。
山の環境を守りながら、農業・食・観光・教育がつながる仕組みをつくり、持続可能な地域づくりを進める。その実現に向けて群馬県との官民共創の取り組みの中で、DAO(分散型自律組織)の仕組みを活用し、多様な人々が関わりながら意思決定を行う新しい形のコミュニティが誕生しました。それがぐんま山育DAOです。
ワイン造りを起点に、地域と共に成長する新しいライフスタイルを生み出していきます。群馬の山地を産地へ。持続可能な社会の実現に向けた挑戦が始まります。
(参考)
山育フォーラム2023 ~森林文化都市・沼田の可能性~(2023年11月) https://chiikiokoshi-gunma.jp/member/report/06numata/20231101.html
”農”と”食”の共創で、”山地”を”産地”に!群馬自然派ワイン研究会(2024年3月)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000115433.html
■ 地場ワイン醸造プロジェクト「ぐんま山育 DAO」発足報告会 登壇者
自然派ワインをつくり、山地を産地にする、本格自然派ワイン醸造チーム

【社会事業家 六本木ユウジ】
群馬県沼田市生まれ。20代前半にフランス・パリで3年半を過ごし多様な文化に触れる。帰国後、異なる価値観を持つ人々が共に課題解決に取り組むためのプロジェクトデザインを実践し、地域づくり事例を数多く牽引。2023年、一般社団法人ちもりを設立。「山育/YAMAIKU」を提唱し、地元の「やま・さと・まち」を次世代につなげていく取り組みを行っている。

【群馬自然派ワイン研究会代表 柳 栄一】
東京都生まれ。1985年、群馬県へ移住。「食」を「芸術品」と捉え、そのつくり手の想いを伝える仕事をしてきた。1990年代後半、「自然派ワイン」が日本に入ってきたことに衝撃を受け、その「体に優しいワイン」の普及活動を始めた。友人の大岡弘武さんに賛同し、2022年より群馬県の利根沼田地域をモデルに世界に通用する自然派ワインの産地化を推進している。

【醸造家 大岡 弘武】
明治大学理工学部を卒業後、フランス・ボルドーの養成学校でワインづくりを学ぶ。2002年、現地で農業法人を設立しワインの醸造を開始。2013年、『ニューヨークタイムズ世界版』に紹介される。2016年に帰国し岡山市に移住。ワイン醸造に取り組む。世界に通用する日本ワインを造るナチュラルワインの先駆者のひとり。

【育種家 林 慎悟】
岡山県で米・桃・葡萄を生産する専業農家の林農園の4代目として生まれる。2000年に就農し、花澤ぶどう研究所にて葡萄の栽培・品種改良について学ぶ。その後、「マスカットジパング」の開発に成功し、2014年に品種登録。品種登録後、ぶどう農家の生食以外での収益確保を考え、ワイン用品種の品種改良をはじめ、大岡さんと出会う。共同でワイン用品種の選抜を行い、日本に合う有機栽培可能なワイン用品種を「りざん」「龍王」を選抜。地域に根ざしたワイン用品種を群馬でも品種改良を行っている。

【編集者・研究会副代表 石塚 晶子】
慶應義塾大学文学部卒業。出版社に入社し、単行本の編集者となる。フランスの新聞Le FIGAROとの提携雑誌『FIGARO japon』創刊に関わり、以降雑誌を編集、フリーランスの編集者となる。1997年フランス・ボルドー大学醸造学部の社会人講座で、醸造の知識とテイスティングを学ぶ。2000年に帰国後、雑誌『和樂』の創刊メンバーとなり、日本の食や工芸、伝統文化を紹介する記事を手がける。現在は、日本の近現代美術の記事製作を中心に活動する。趣味は茶、花、能など室町期に成立した芸能。

【株式会社たくみの里 代表取締役 西坂 文秀】
愛媛県今治市生まれ。JAおちいまばりにて、農産物直売所「さいさいきて屋」の立ち上げを行い、2007年に年間売上30億円を超える国内最大級の直売所へと成長させる。
2017年にJAを退職後、群馬県みなかみ町より地域活性化の支援を依頼され同町へ移住。2020年4月に道の駅たくみの里の再建を託され、(株)たくみの里を設立。コロナ禍を乗り越え、現在は“地域資源を活かした日本一の里山づくり”を目指し、耕作放棄地へのワイン用のヤマブドウ系品種の定植や、農業と観光を連携させた農村の循環型コミュニティーづくりを進めている。
「ぐんま山育DAO」を運営するメンバー

【群馬県知事戦略部DX課NETSUGEN運用チームリーダー 宮下 智】
県庁入庁後、財政、中小企業支援,Uターン、まちづくりなど幅広い業務を経験したのち、2022年より県庁32階にあるイノベーション創出拠点「NETSUGEN」の運営を担当。新たなビジネスや地域活性化にチャレンジする人や企業との官民共創により「100年持続する公共づくり」を目指す。

【株式会社ガイアックス DAO事業部 事業責任者 廣渡 裕介】
株式会社ガイアックスにてスタートアップスタジオ事業部で新規事業支援をした後に、DAO特化の事業部を開始。DAO組成運用のコンサルティング支援とツール「DAOX」を展開中。2023年には約30社の企業・自治体の支援事例あり。
■ 始動から1ヶ月、地方創生×株式会社型DAO「ぐんま山育DAO」とは
「ぐんま山育DAO」は、県内外のメンバーにより自律分散的に群馬県の地域活性化が行われ、関係人口・移住を促進し、将来的に財源収支を安定させ、地域を持続可能にすることを目指した群馬県庁主導の地方創生DAOプロジェクトです。

「ぐんま山育DAO」第一弾プロジェクト、「自然派ワイン醸造プロジェクト」の最大の特徴は、出資者が単に資金提供をするだけでなく、ぶどう畑開発・育苗からかかわり、そこで育ったぶどうを基にしたワインづくりやその販売に対し、DAO参加者として関与できる点です。この新しい体験型プロジェクトは、出資者にとって唯一無二のワインとのつながりを提供し、地域と深く関わる機会を創出します。
■ ぐんま山育DAO第一弾の概要 〜株式会社型DAOで自然派ワインを醸造〜
1. ぶどう畑運営の意思決定に関与する権利によりオーナーを疑似体験
DAO参加者には、群馬の山々に広がるぶどう畑の共同運営権利が付与され、運営の意思決定に関与することができます。
2. DAOXによる透明性と参加型運営
ガイアックスの「DAOX」を基盤に、ブランディング方針をDAO(自律分散型組織)で決定。全ての参加者が意思決定に参加できる透明性の高い運営を実現します。
3. リーガルラッパーとして株式会社を採用
株式を裏付けとした分散型オーナー権限を採用し、法的安定性を確保。株式発行や運営スキームを工夫することでDAOの醍醐味である民主的ガバナンスを担保し、かつどなたでも参加できる仕組みを構築しました。(当社は資金調達に関する支援には一切関与しておりません。)
4. 地域連携と関係人口増加の仕組み
地元企業であるチモリ合同会社と群馬県庁が連携し、世界標準の自然派ワインプロジェクトを実現。また、収穫祭や試飲会等のイベントを通じて、出資者が地域との関係を深められる機会を提供します。

■ ガイアックスはDAO導入・活用もトータルでサポート
「ぐんま山育DAO」には個人の方でも法人の方でも簡単に参加できる手段が用意されています。インセンティブ設計についても、当プロジェクトでしか味わえない魅力的な特典があります。
リターン特典の一部紹介
・他では体験できないワイン産地化のプロと一緒に育てたぶどうを収穫・醸造し、自分たちのワインが完成
・ワイン収益配分や優先購入権に加え、収穫祭や試飲会などの参加
・地域とのつながりを持ち、関係人口として持続的に地域活性化に貢献
詳しくは、ぐんま山育DAOの募集ページをご参考ください。
※ 本リリースは、株式会社ぐんま山育DAOのプロジェクト概要を紹介することを目的としており、本プロジェクトへの勧誘を意図するものではございません。
■ 「ブロックチェーンEXPO【春】」のBlockchain Case Studiesにも登壇決定!

・日時: 2025年4月15日(火) 12時00分〜12時40分
・場所: 東京ビッグサイト東展示棟 (ブロックチェーンEXPO【春】会場内)
・タイトル: 群馬県が取り組む自然派ワイン事業でのDAO活用 ~資金調達と地方創生~
・参加申込: https://www.nextech-week.jp/hub/ja-jp/visit/bc.html
・セッション内容:
2025年に発足した「ぐんま山育DAO」は、資金とワーカーを一挙に集め、自然派ワイン醸造事業を行う、日本初の地方自治体と連携した株式会社型DAOプロジェクトです。本講演では、群馬県庁・ガイアックス・醸造事業者が登壇し、DAOを活用した資金調達や運営のポイントを解説。さらに、DAOによる地域資源の共同管理・活性化の具体的な事例に加え、他地域で展開するDAOの取り組みも紹介し、地方創生とweb3の可能性を探ります。
■ ガイアックスはDAO導入・活用もトータルでサポート
ガイアックスは、DAOの立ち上げ〜運用支援ツール「DAOX」を提供するほか、DAO組成前に欠かせないインセンティブ等の各種設計やスケジュール策定といったプロジェクトマネジメントもカバー。これまでにDAO型コミュニティの組成から運用までのコンサルティングサービスも数多く手掛けています。
■DAO立ち上げやコンサルティングについてのご相談・お問い合わせ先
https://gaiax-blockchain.com/dao-installation#inquiry
■ ガイアックスとは:「人と人をつなげる」をミッションに掲げ、社会課題の解決を目指すスタートアップスタジオ※
ガイアックスは、他人のことを自分ごととして捉えられる社会を目指して「Empowering the people to connect ~人と人をつなげる」を1999年の創業時からミッションとしています。ソーシャルメディア活用支援をベースに、2015年からCtoC(個人対個人の取引)のシェアリングエコノミー領域、また、非金融分野でのブロックチェーン技術に取り組み、web3/DAO活用事業に取り組んでいます。
そして、当社独自の個々人が主役となるキャリア自律の文化・制度から生まれる起業家輩出を事業(インキュベーション事業)とし、スタートアップ投資並びに自治体・教育機関でのスタートアップ・起業家輩出支援に取り組んでいます。これからも、ガイアックスは個人が輝く社会を目指して取り組んでいきます。
※:スタートアップスタジオとは、同時多発的に複数の企業を立ち上げる組織を指します。
■ 株式会社ガイアックス 概要
設立:1999年3月
代表執行役社長:上田 祐司
本社所在地:東京都千代田区平河町2-5-3 MIDORI.so NAGATACHO
事業内容:ソーシャルメディアサービス事業、シェアリングエコノミー事業、web3/DAO事業、インキュベーション事業