30年ぶりの深刻な自然災害により国土の2/3が被害。787億円の損害が発生!
スロヴェニアワイン専門の輸入会社、365wine株式会社(大阪市西区九条)は、国土の2/3が豪雨の被害に見舞われたスロヴェニア共和国(中欧)を援助するため、募金活動を開始しました。8月3日から続く大雨の影響により、洪水や土砂崩れの被害が起きている同国。1991年の建国以来、最悪の自然災害と言われ6名の人命が奪われ、今もなお北部を中心に甚大な被害の爪痕を残しています。同国政府や赤十字社による募金窓口は、外国語対応のところも多く、いまだ浸透していないところです。そこでスロヴェニアワインのインポーターである弊社が、寄付金を募ります。
▶スロヴェニアで何が起きたのか?
スロヴェニアワインを輸入する弊社に、惨事の一報が届いたのは10日のこと。取引先のGONC(グンツ)ワイナリーからでした。幸いにも彼の住む内陸のPutj(プトゥイ)村は、生産者家族とぶどう畑に被害はありませんでした。しかし、なかには収穫前のぶどうが実る畑が水没した生産者もいるそうです。こうした災害に対し、EU市民保護メカニズム、消防、山岳レスキュー隊、軍隊、ボランティアが出動し懸命の救援活動が続いています。また、温厚、勤勉、まじめ、誠実な国民性を発揮し、豚、牛といった家畜についても救援が行われています。現在も試算中にはなりますが、全体の被害額は5億ユーロ(787億円)と深刻な事態です。
▶迅速なツーリズムの再開
洪水発生から1週間でツーリズムは再開されています。旅行者には事前に現地情報を入手の上、訪問するよう推奨されています。スロヴェニアはコンパクトな国でビーチリゾートとスキーリゾートが楽しめる大自然の宝庫です。ヨーロッパ最大級の鍾乳洞、ブレッド湖などの見どころもあり、ヴァカンスのシーズンの風評被害はなんとしても避けたいところです。とは言っても災害地や一部の道路や鉄道は通行止めになり、山登りやハイキングは控えるように注意喚起がされています。エマージェンシーサービスがひっ迫しているのと、山道や山小屋が閉鎖されているためです。政府は完全復旧に向けて一丸となって取り組んでいます。
▶インポーターとしてできること
365wineはスロヴェニアワインを専門に輸入し、卸売&小売をしている10年目の会社です。ワイナリーとは家族ぐるみのお付き合いが続いています。今回の災害に対しインポーターとしてできることはないかと考えました。またスロヴェニアワインの愛好家の方々からも、沢山のアイディアをお寄せ頂きました。募金活動、チャリティーマルシェの開催、ワインの売上の一部を寄付する、NFTを使ったワインアートの販売等々。そこで生産者に相談したところ、多くの国民が政府や赤十字などを通じ被災地に寄付をしているとのこと。匿名形式で金額の相場は5~10ユーロだそうです。同国は210万人の小国であるからか、何かあった時の団結は固く、日頃からどこかの知らない誰かが、自分を助けてくれているという見えない “絆” も意識されているそうです。そんなこともあり、助け合いの文化が根付いているのかもしれません。Sloveniaは、国名にLOVEの文字が入っている唯一の国でもあります。また8月14日は“スロヴェニア団結の日”ということも、弊社の背中を後押ししてくれました。スロヴェニアに魅せられてきた弊社が皆さまの真心の寄付を届けます。集まった寄付は、同国政府、またはスロヴェニア共和国大使館へ送金の予定です。
私たちの想い・願い・LOVEが、寄付金にのせてスロヴェニアに届きますように!
【募金先】
三菱UFJ銀行 普通預金 瓦町支店(カワラマチシテン)
口座番号:0190024 名義人:サンロクゴワイン(カ)
※振込名の後に募金(ボキン)とご入力下さい。
Location: イタリアの東の国、オーストリア、ハンガリー、クロアチアに囲まれている、人口210万人の小国(=四国ぐらいの大きさ)国土の60%が森、1万の洞窟、100の天然温泉、川も多く「水は人権である」と憲法にも。
History: 古くからローマ人やゲルマン民族に支配され、年配世代は3回パスポートが変更。91年に旧ユーゴスラヴィアから独立。最も西へ進んだスラブ人と言われ国旗にスラブカラーを採用。現在はEU加盟、通貨はEUR。
Industry: IT先進国。人工知能AI、ロボット工業、新エネルギー。大学まで学校教育は無償。3ヶ国語が必須。学生の41.2%が科学か工学の学位を取得。経済安定性は世界第1位、安全性は第8位。人件費は年5%上昇。
Sports: 国民の3大娯楽は登山、山歩き、自転車。ロードバイク、スキージャンプ、バスケットボール、クライミング、カヌーはメダル常連国。トランプ元大統領のメラニア夫人の故郷。
Wine: ワイン造りの歴史は2400年。ワイナリー数28000軒で平均所有畑が0.57ha。年間消費量が46L(世界第第4位)で地産地消されることが多い。7:3で白ワインの国、とりわけオレンジワインが有名(醸しは文化と言われ100年前からナチュラルで洗練されたオレンジワインを手掛けている)。
▶365wine株式会社
2014年創業のスロヴェニア専門のワイン輸入業者。同国ワイン輸入の草分け的な存在との呼び声も高く(^^♪商品の買い付けから輸入、販売までを全て自社で担う。業務店への卸売りが主体。インターネットによる小売りも実施、またワイン輸入講座も開講。社名は「毎日ワインを楽しんでほしい!」の意味。
365wine株式会社(サンロクゴワイン)
代表取締役 大野みさき
大阪市西区九条2ー14ー18