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ボジョレーヌーボー2025、今年も登場!新酒の香りとともに秋を祝う

2025年のボジョレー・ワインは「量より質」の年、暑さと恵みの雨が育んだ、深みと調和のワインが誕生しました今年のボジョレー・ヌーヴォーがいよいよ2025年11月20日(木)に登場します。 今年収穫されたブドウの状況と仕上がりについて、最適な時期にブドウの収穫を可能にしたブドウの成熟度を観測するシステムを取り入れたボジョレーの取り組みとともにご紹介します。 「5のつく年」は早熟の年 ボジョレーでは今でも多くのブドウが手摘みで収穫され、約1か月の間、2万人以上の人がブドウの収穫に携わります。2024年と同様、栽培初期には一部「戦い」ともいえる厳しい天候に見舞われましたが、その後は夏の暑さの中、“我が道を行く”成長を見せました。その結果、ブドウの成長は加速、早期成熟し、8月中の収穫開始につながりました。これは醸造家の間で記憶に残るような良い年であり、ワイン愛好家も満足させた2015年の特徴とも共通しています。つまり、2025年も深みのあるワインができあがることが期待されています。 ボジョレー・ヌーヴォー2025の気象条件 比較的冷涼な冬を経て、年初は気温・降水量とも平年並み。新芽を確認できたのは平均して4月6日でした。4月は暖かく、雨も多く降ったことでブドウの生育は順調に進みました。5月もおおむね平年並みで、開花は2024年より8日早い、5月末に始まりました。これは2015年・2017年・2018年のヴィンテージと似た傾向です。 しかし、この期間、気候条件は極端なものでした。4月末には気温が35°Cに達する暑さを記録、6月初旬には100mmを超える大雨がありました。また、6月1日には北部・南部の一部地域で雹(ひょう)が発生し、局所的に被害が出ました。よって昨年同様、生産者たちは、病害への対策に全力を注ぎました。 6月後半から7月初旬には、猛暑と雨が降らない状況が続き、結果的に病害の発生率を抑え込むことができました。それにより、収穫直前の段階ではブドウの木は健全な状態に保たれました。 ブドウの実に糖分が蓄積し始める「着色期(véraison)」は、早い区画では7月14日の革命記念日の花火が上がる頃に始まりました。これは“良い兆し”であり、平均では7月22日に始まりました。これも2015・2017・2018年と同水準です。7月末には恵みの雨が降りましたが、一部で再び雹(ひょう)が降ることもありました。しかし、それにより土壌内の水分が補充され、ブドウが順調に成熟。そして8月の前半15日間は猛暑が続き、ブドウが急速に成熟、その後1週間の雨と気温の低下でブドウ内のバランスが整い、非常に高い品質を持つポテンシャルが見込まれました。 2025年のブドウの収穫は、“収穫量は少なめ”ですが、“質の面では非常に期待が持てる”ものになりました。 ベルトラン・シャトレ/BERTRAND CHATELET SICAREXボジョレー研究所 醸造学者 「早熟の年は、ボジョレーにおいて高品質のしるしとされます。ただし、8月の成熟が早い分、迅速な対応と柔軟な判断が求められます。実際、春の降雨や6月の猛暑など、このブドウ栽培のシーズンを通して、常に柔軟な対応が必要とされてきました。マチュレーション・ネットワーク(熟成観測ネットワーク)は、こうした先読みの作業を支援し、すべての区画における最適な収穫時期を判断するために、醸造家をサポートしています。 今年のブドウは非常に健全で、理想的な衛生状態。8月後半に気温が落ち着いたことにより、早い収穫では難しいとされる段階的な収穫もできるようになり、ブドウが糖度だけでなく全体的に十分に成熟できる時間を確保できました。また醸造家たちが目指すワインのスタイルに合わせて適切な区画を選ぶ時間を確保できました。酸と糖のバランス、フェノール成分の組成はいずれも非常に良好で、今年のブドウで造るワインはヌーヴォーだけでなく、赤白問わず、長期熟成型のワインも高品質なものが期待できます。」 ジャン=マルク・ラフォン/JEAN-MARC LAFONT インターボジョレー会長 「ブドウの木は健全で、太陽の光をたっぷり浴びた果実で、そして糖と酸のバランスは完璧です。この収穫が、ガメイとシャルドネという象徴的な品種を通じて、ボジョレーの多様で豊かなテロワールをお客様にお届けできることを確信しています。」 マチュレーション・ネットワークについて(熟成観測ネットワーク) このネットワークを取り入れて今年で34年目を迎えます。ブドウの色づき(véraison)が25%進んだ段階から、週2回、約200人の生産者が30の観測センターでブドウを計測・観察・分析します。これらのサンプル採取により、ブドウの成熟度合いを綿密に追跡し、最適な時期に収穫することが可能となります。すなわち、これはワインの品質にとって極めて重要な要素です。 このネットワークには176区画のガメイ、61区画のシャルドネが参加しており、これらの採取結果は、ネットワークを統括・運営するローヌ農業組合(Chambre d’agriculture du Rhône)に送られます。収集されたデータはまとめられ、分析されたうえで、栽培家や関係者に提供されます。こうして得られる情報は、追跡と意思決定を支援する、他に類を見ない貴重なツールとなっています。 このネットワークを補完する形で、SICAREXボージョレによって13区画がさらに詳細に追跡調査されます。ここでは酒石酸とリンゴ酸、カリウム、アンモニア性窒素、アントシアニンポテンシャルなどの分析が行われ、最終的に「色指数(indice couleur)」が算出されます。 新世代のボジョレー/Beaujolais Nouvelle Génération 「ボジョレー・ヌーヴェル・ジェネラシオン(Beaujolais Nouvelle Génération)」とは、単に新しい世代のワイン生産者(ヴィニュロン)を指すものではありません。それは、ここ数年にわたるボジョレーの再生であり、生産者、協同組合、ネゴシアン(仲買業者)が共有する活力と現代的なビジョンを意味しています。 この取り組みは、ボジョレー・ワイン全体のレベルアップを目指す強い意志によって支えられており、地域のすべての関係者を結束させ、「ボジョレー・デクセプション(Beaujolais d’Exception)」—すなわち<新しい偉大なテロワール・ワイン>というカテゴリーを強化し、テロワールの個性を生かした新たな銘醸ワインの創出にもつながっています。 具体的には、 ブドウ畑の特定の区画の主張 「Premiers Crus」認定申請 地理的補足呼称(DGC)に「Pierres Dorées」の申請 各村名の表示価値を高めるための共同プロジェクト など、さまざまな取り組みが進められています。 また同時に、あまり知られていないボジョレー・ブラン(白ワイン)を広く紹介しようという多様化への意欲も表しています。 2025年11月20日(木)プレスイベント開催! ボジョレー・ヌーヴォー2025解禁日の11月20日(木)にあわせ、メディア関係者を集めたプレスイベントを都内のフランス料理店で開催いたします。当日は、このイベントのためにフランス本国からインターボジョレー(ボジョレーワイン委員会)のマネージングディレクターのオリヴィエ・バドゥロー(Olivier Badoureaux)と副会長セバスチャン・カルギュル(Sébastien Kargul)とが来日。ボジョレー・ワインの魅力をはじめ、本プレスリリースでご紹介した、新世代のボジョレー(Beaujolais Nouvelle Génération)などボジョレー・ワインに関する取り組みなどを詳しくご紹介させていただきます。また、世界的ソムリエの大越基裕さんによるテイスティングセッションも開催。ボジョレー・ヌーヴォー3種類(赤2種、ロゼ1種)のほか、ボジョレー・ワインの多様性がわかるワイン(赤・白・クリュ 計3種)も大越さんの解説とともに実際にご試飲いただきます。そして、ディナー時はお食事とともに、さらに11種類のボジョレー・ワインもご用意いたします。 Inter Beaujolais(ボジョレーワイン委員会)とは Inter Beaujolais、フランス政府公認の民間組織であり、ボジョレー地方のワイン産業に関わるすべての関係者を結集しています。その活動範囲は、ボジョレーの10のクリュ(ブルイィ、シェナ、コート・ド・ブルイィ、シルーブル、フルーリー、ジュリエナ、モルゴン、ムーラン・ナ・ヴァン、レニエ、サン・タムール)に、ボジョレーとボジョレー・ヴィラージュを加えた12のアペラシオンで生産される赤・白・ロゼを含みます。 インターボジョレーは、共同プロモーション活動、研究・実験、透明性のある経済報告、そして業界全体の専門的実践の調整を通じて、ボジョレー・ワイン産業の持続的発展を推進しています。 公式ホームページ: https://www.beaujolais-wines.jp/ Instagram: https://www.instagram.com/beaujolaiswines_jp/ Facebook: https://www.facebook.com/BjlsWines/ LinkedIn:...

ボジョレーはヌーボーだけじゃない。ボジョレーワインの魅力に迫るマスタークラス「Taste our Pur Beaujolais Terroir」6月17日(月)八芳園で開催

.css-b4hc9m{font-size:15px;font-weight:700;line-height:22px;color:var(--color-gray-600);}.css-b4hc9m a{color:#358cda;display:inline-block;}.css-b4hc9m a:hover{-webkit-text-decoration:underline;text-decoration:underline;}ボジョレーワイン委員会は、インポーターや小売店を対象としたマスタークラスセミナー「Taste our Pur Beaujolais Terroir」を6月17日(月)に八芳園(東京都港区)で開催いたします。マスタークラスではボジョレーのテロワールの豊かさや醸造技術について紹介し、ディナーショーではソムリエの解説を聞きながら、ボジョレーワインとのペアリングを楽しむことができます。 ■マスタークラス概要 開催日:2024年6月17日(月) 時間:17:00-20:30 (17:00-18:20 マスタークラス/18:30-20:30 テイスティングディナーセッション) 場所:八芳園(〒108-8631 東京都港区白金台1-1-1)https://www.happo-en.com/banquet/access/ ソムリエ:森本美雪 参加者:インポーター、ディストリビューター、スーパーマーケット、百貨店、小売業者50~60名 ペアリングセッションメニュー:前菜3品、メインディッシュ2品、デザート1品 ワイン:料理に合わせて6種類のボジョレーワインをご用意いたします ■マスタークラスについて コンラッド東京 エグゼクティブソムリエの森本美雪氏を迎え、ボジョレーのテロワールの豊かさや醸造技術、各アペラシオンを紹介し、ボジョレーの栽培品種「ガメイ」と「シャルドネ」に焦点を当てます。また、ボジョレーヴィラージュ、クリュのブドウ畑のトレンドを、料理とワインのペアリングとともに追っていきます。 ■ペアリングセッションについて マスタークラス後は、森本氏がそれぞれの料理とワインのペアリングについて説明し、ゲストが各自でペアリングを楽しむ時間を設けます。ゲストが料理とワインを楽しんでいる間は、ペアリングについてのロジックやボジョレーに関する質疑応答ができます。ボジョレーヴィラージュやクリュ・ド・ボジョレーに関する最新トレンドについても紹介していきます。 メニュー(*その時の仕入れ状況によりメニューが変更になる場合があります) 【 前菜 】 ⚪︎ オマール海老とマンゴーのカクテル ⚪︎ 鎌倉野菜とワイルドライスのサラダ仕立て ⚪︎ シュリンプを添えたキャロット・ムース 【 魚 】 ⚪︎ 白身魚と帆立貝のパイ包み焼き クレーム・ドオマール 【 肉 】 ⚪︎ 牛肉の赤ワイン煮込み...
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