ホームタグ湯浅

湯浅

世界遺産・熊野古道の土壌で採取された酵母をもとに醸造したワイン「古道-KODO-2024」を新発売!

吟醸香が高いと言われている酵母をワインに使用。今までにない、華やかな香りのオリジナリティ溢れるワインが誕生しました。株式会社TOAが経営する、和歌山湯浅ワイナリーでは、近代的な設備でワインやリキュールの商品開発・製造をおこなっています。その和歌山湯浅ワイナリーから、山梨県産甲州ぶどうを熊野古道で採取された酵母をもとに醸造したワイン「古道-KODO- 2024」を2025年4月18日(金)より発売いたします。 「古道-KODO- 2024」が生まれた背景日本酒メーカーの社長であった西馬醸造部長の親戚の方が、ワイン酵母を使って日本酒をライスワインとして販売しており、ワインにも日本酒酵母の使用が可能ではないかという風考えるようになったのが始まり。 そんな折、和歌山県工業技術センター様から熊野古道より採取した酵母があるとお聞きしたので、2023年からテストを始めました。 前例の少ない日本酒酵母でのワインづくりこのワインの開発にあたり、最も苦労したのは「日本酒酵母でワインを造る」という、前例の少ない挑戦に立ち向かうことでした。 日本酒酵母は、低温でゆっくりと発酵させることで華やかな吟醸香を生み出します。しかし、ワインの醸造に使われるぶどう果汁は、米と比べて糖の構成や酸のバランスがまったく異なり、酵母がうまく働かないことも多々ありました。 発酵初期には酵母の活性が上がらず、香りが出ないどころか、途中で発酵が止まってしまうリスクとも常に隣り合わせ。香りを引き出そうと温度を下げすぎれば発酵が止まり、上げすぎれば吟醸香が飛んでしまう——この繊細なバランスの中で、幾度となく試験発酵を繰り返しました。 さらに、酵母が作り出す吟醸香が甲州ぶどうの上品な個性と調和するように、ぶどうの収穫時期や搾汁方法にも細心の注意を払い、果汁の透明度や酸度まで綿密にコントロールしました。 試行錯誤の末にたどり着いたのは、酵母とぶどう、それぞれの持ち味を最大限に引き出しながら、両者が美しく調和する一点。発酵が止まりかけた夜、香りが立った瞬間の感動、すべてがこの一杯に詰まっています。 このワインは、ただの「珍しい組み合わせ」ではなく、日本の風土と技術が出会い、互いを引き立て合う「意味ある融合」の結晶です。醸造家として、心から誇れる作品となりました。 味わいについて清酒酵母特有の発酵によって、リンゴや梨、白桃といったやわらかなフルーツの香りが引き立ちます。通常のワイン酵母に比べて控えめで透明感のある香り。 甲州種はもともと酸味が穏やかな品種であり、清酒酵母による発酵によってさらに柔らかな印象に仕上がりました。清酒酵母は旨味を引き出す力に優れており、ワインにもその特性が活かされています。わずかに甘みを感じることがあり、全体のバランスをさらに良くしています。 飲み方刺身、天ぷら、魚の塩焼き、和風のサラダなど、日本の伝統的な料理と絶妙にマッチします。 商品情報古道-KODO- 2024 価格:3,520円(税込) 750ml/品目:果実酒/アルコール分:12.0度 醸造部長のこだわりポイント醸造栽培部/西馬功部長~熊野の香りと甲州の恵みが織りなす、新たなワインのかたち~ 遥かなる時を超え、熊野古道の霊気が宿る地から採取・改良された吟醸用日本酒酵母。その酵母に、甲州ぶどうの澄んだ果汁を委ね、丁寧に時間をかけて発酵させることで、私たちはこれまでにない風味を持つワインを生み出しました。 このワインは、日本酒の吟醸香—白い花や梨を思わせる繊細で華やかな香り—をまといながらも、ワインらしい果実味と酸を備え、まさに“和の発酵”がもたらす奇跡とも言える一本です。 甲州ぶどうのもつ上品な酸とやわらかな果実味に、熊野の地に由来する酵母が織りなす香りが加わることで、日本の風土、文化、技術が一体となった味わいを実現しました。 私たちはただワインをつくるのではなく、日本らしさを表現することに挑戦しています。伝統と革新が響きあうこの一杯に、熊野の祈りと、甲州の太陽、そして和歌山の技術者たちの熱意を感じていただければ幸いです。

発酵の聖地和歌山県湯浅町でつくる、山梨県産甲州ぶどうをオレンジワインに仕上げた「甲州オレンジ2024」を新発売!

「甲州オレンジ2024」日本特有のぶどう品種「甲州」を使用複雑な味わいながらも柔らかな口当たりに仕上がったオレンジワイン株式会社TOAが経営する、和歌山湯浅ワイナリーでは、近代的な設備でワインやリキュールの商品開発・製造をおこなっています。その和歌山湯浅ワイナリーから、山梨県産甲州ぶどうをオレンジワインに仕上げた「甲州オレンジ2024」を2025年3月21日(金)より発売いたします。 発売日正午ごろからは自社ECサイトにて購入可能です。 オレンジワインとは白ブドウの果皮を、果実とともに醸造することで果皮に含まれていた成分が浸潤し、複雑味を増したオレンジ色のワインが出来上がります。 味わいについて甲州ぶどうは日本特有の品種で、爽やかな酸味とミネラル感が特徴です。これをオレンジワインとして仕上げるため、果皮を約2週間漬け込むことで、皮や種からの複雑な風味が引き出され、独自の味わいが生まれました。 一般的にオレンジワインはしっかりとしたタンニン(渋み)を持つものが多いですが、甲州オレンジは柔らかな口当たりで、飲みやすさも魅力のひとつです。 飲み方出汁を使った料理や焼き魚、天ぷらなどに最適。また和食以外にもエスニック料理や軽めの洋食、中華料理にも合います。 商品情報甲州オレンジ2024 価格:720ml 2,420円(税込) 品目:果実酒 アルコール分:12.0度 やや辛口 醸造部長のこだわりポイント醸造栽培部/西馬功部長時を超えて蘇る、日本のワインの原点。 甲州種のぶどうが持つ繊細な果実味と穏やかな酸。 そこに、醸しの時間を重ねることで生まれる深みと奥行き。 私たちは、この地に息づく伝統を大切にしながらも、新たな表現を求め、オレンジワインという形に昇華させました。 和食にも寄り添う、しなやかで芯のある一杯を、どうぞお楽しみください。
- Advertisement -spot_img

A Must Try Recipe