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マリー・ローランサン美術館館長 吉澤 公寿 フランス共和国より芸術文化勲章「オフィシエ」を受章

              マリー・ローランサン美術館は、当館館長 吉澤 公寿がフランス共和国芸術文化勲章「オフィシエ」に叙任されたことをお知らせいたします。4月16日(水)にフランス大使公邸において、叙勲式が行われ、フィリップ・セトン特命全権大使より勲章を伝達されました。吉澤 公寿は、2005年にフランス文化紹介の功績により芸術文化勲章シュヴァリエを受章しており、今回の叙勲により、シュヴァリエからオフィシエへ昇進する形となりました。 ■フランス芸術文化勲章「オフィシエ」叙任について 芸術文化勲章は1957年に創設され、フランス共和国文化通信省より与えられる勲章です。この勲章の権威を高めたのは、アンドレ・マルローが文化大臣を務めた時代(1959-69年)に受章した人々の顔ぶれです。フランス文化の紹介者、普及の実務者、あるいは支援した人が叙勲の対象になり、シュヴァリエ、オフィシエ、コマンドゥールの3つの等級があります。過去には川端康成(1960年オフィシエ)、草間彌生(2003年オフィシエ)、坂本龍一(2009年オフィシエ)、隈研吾(2009年オフィシエ)、杉本博司(2013年オフィシエ)など、芸術関係者をはじめ、映画監督や歌舞伎俳優、建築家、音楽家等の著名人が受章しています。 日本におけるマリー・ローランサンの芸術価値の振興、ワイン、カスレといったフランス文化の普及に努める活動を通したフランスへの愛情と貢献が評価され、4月16日(水)にフランス大使公邸において、フィリップ・セトン特命全権大使より、芸術文化勲章オフィシエのメダルを授与されました。 今回のオフィシエ叙任について、当館館長の吉澤は、「直近での『マリー・ローランサンとモード』展(Bunkamuraザ・ミュージアム、東京都渋谷区)や『Marie Laurencin: Sapphic Paris』(バーンズ財団、アメリカ)をはじめ、国内外での展覧会での成功を経て、現在はMoMA(ニューヨーク近代美術館)のキュビズムの部屋(503)に、当館の収蔵作品が展示されており、マリー・ローランサンの芸術が世界で再評価されたことが今回の受章につながった」とコメントしております。 ■吉澤 公寿 1961年東京生まれ。私立暁星学園から立教大学文学部フランス文学科を卒業し、グリーンキャブグループ役員に就任、マリー・ローランサン美術館の担当となる。1998 年フランス共和国文化通信省の実習生としてパリ第9大学で文化金融・経済・マネジメントの研修を修了。現在グリーンキャブ・クループの常務取締役、およびマリー・ローランサン美術館館長。パリ、スイス・マルティニ、台北、台中、ソウル、ニューヨークなどでのマリー・ローランサン展のコミッショナーを務め、国内の多くの展覧会にも協力をしている。 また、ボルドーワイン騎士団であるコマンドリー・ド・ボルドー日本地区会長補佐、サーブルドール騎士団副大使の他、サンテミリオン・ジュラード騎士団、メドック・ソーテルヌ・ボンタン騎士団、ブルゴーニュワイン騎士団、 シャンパーニュ騎士団、シノンワイン騎士団、カルヴァドス騎士団、シャトーパルメ名誉騎士団、カスレアカデミー、フランスチーズ鑑評騎士団などから称号を授与され、フランス文化の普及に努めている。 【主な著作】 ・『マリー・ローランサンとその仲間たち』、幻冬舎、2022年7月 ・『もっと知りたいローランサン』、東京美術、2023年2月 ■マリー・ローランサン美術館について マリー・ローランサン美術館は、タクシー会社グリーンキャブの創設者である高野将弘が蒐集したマリ ー・ローランサン作品のコレクション公開のため、画家の生誕100周年にあたる1983年、長野県の蓼科にて開館いたしました。2011年の蓼科の閉館後、2017年~2019年まで東京・ホテルニューオータニにて開館しておりましたが、現在常設でのコレクション公開はございません。しかしながら、当館の絵画、水彩画、デッサン、絵本をはじめとするマリー・ローランサン作品のコレクションは600アイテム以上にわたり、質量ともに世界最大で、エコール・ド・パリの最も重要な女性画家、マリー・ローランサンの世界で唯一の専門美術館です。今後も国内外での展示会を通じたコレクションの公開やマリー・ローランサンの文化普及活動を通じて、日本とフランスまたヨーロッパ文化の小さな架け橋となれれば幸いです。 サイトURL             :https://marielaurencin.jp/ Facebook     ...

2024年「印象派150周年」記念イベントにてお披露目。産学連携【ワインボトル・アップサイクルプロジェクト】

2024年はモネやルノワールをはじめとする印象派が誕生してから150周年の年。11月8日にはフランス大使館公邸にて「フランスナイト~アート繋ぐ印象派~」のイベントが開催された。「印象派150周年」を祝う盛大なセレモニー今年2024年は、モネやルノワールをはじめとする印象派が誕生してから150周年を迎え、これを記念し「印象派150 周年を花とシャンパーニュで共に祝うレセプション」が、11月8日(金)南麻布のフランス大使館公邸にて開催された。シャンパーニュを飲み比べながらブュッフェを味わうラグジュアリーな空間に、フィリップ・セトン駐日フランス大使閣下からの招待状を受けた特別な方々が出席し、盛大なセレモニーイベントとなった。 会場内には、印象派を共通テーマとし、クロード・モネやエドゥアール・マネ、エドガー・ドガなど、様々な印象派の画からインスピレーションを受けて作られたフラワーアレンジメントの数々と、6つのシャンパンブランドのブースが会場を囲み、煌びやかにドレスアップした来場客が合わさり、まさに印象派の誕生を祝うにふさわしい華やかな空間が演出された。 他にもイベントでは、来場者が明るい色彩の花を1輪持参し、来場の際に1メートル強の水をはった水盤にそれぞれ花(花首)をあしらい、来場者全員でフラワーアート、インスタレーション「モネの睡蓮の庭」を制作するという粋な企画も行われた。 イベント中央の檀上では、フィリップ・セトン駐日フランス大使の挨拶、一般社団法人ル・プレジールの水谷しのぶ氏の印象派に関するプレゼンテーション、フランス観光開発機構ジャン クリストフ・アラン局長の「フランス印象派の旅」についてのプレゼンテーションが行われた。 その中で特に注目されたのが、今回特別に展示された「ワインボトル・アップサイクルプロジェクト」だった。女子美術大学の学生たちによって、廃棄ボトルを活用してアップサイクルされたガラスアート作品に、フラワーアレンジメントを加えて展示され、ワインのボトルが美しいガラスアートに変わることに驚きの声が上がった。 ワインボトルの空瓶を提供した、ワインと食品の輸入会社である株式会社ソムリエ取締役古澤慶太と女子美術大学芸術学部デザイン工芸学科の准教授加藤尚子氏が登壇し、ワインボトル・アップサイクルプロジェクトへの思いを熱く語り、来場者の注目を集めていた。 【ワインボトル・アップサイクルプロジェクト】「ワインボトルをアートの力でアップサイクル」 東京でワインと食品の輸入販売事業を展開する株式会社ソムリエでは、飲み終えたワインボトルをなんとか有効利用できないか、ワインを楽しく持続的に飲み続けるために果たせる社会的責任はどんなものだろうかと考え、廃棄されてしまうワインボトルを使い、リサイクルプロジェクトを企画し、女子美術大学と協同でプロジェクトを発足。 当初は、株式会社ソムリエが運営する飲食店や東京近辺の飲食店で出た廃棄予定の空瓶を回収し、女子美術大学の学生たちが各々の作品に仕上げ、商品として展示・販売までを目指し始めたものの、創作の原料となる空瓶の回収が意外にも難しい現実、そして美術・芸術を学ぶ学生の創作活動にかかる多くのコスト負担、これらが様々な障害となっていることが分かった。 アーティストであり学生である作り手たちが、商品として作品を世に送り出せるための安定した創作活動の継続を目指し、 女子美術大学、株式会社ソムリエ、シャンパーニュメゾンのPaul Dangin Et Fils(ポール・ダンジャン・エ・フィス) の三者協同のもと、「ワインボトル・アップサイクルプロジェクト」として新たな取り組みに挑戦。 今後は、クラウドファンディングという形で、より多くの共感していただける方を集い、このプロジェクトをさらに意味のあるものにしていきながら、参加者もワインの新しい楽しみ方を感じたり、アートに触れる機会になったりなど、関わる方の生活のアップデートにも繋げていきたい。 〈プロジェクト紹介サイト〉 https://sommelier-wine.co.jp/supporting-future-artists/ サポーター登録フォーム「ワインを楽しんで、環境と教育の未来に貢献」これまでの活動実績2024年5月: ・「ワインボトルアップサイクルプロジェクト」としてスタート。学生たちがワインボトルのガラス素材の実験・調査を開始。 2024年7月: ・2ヵ月の制作期間を経て、作品が完成。女子美術大学の学内展示スペースにて作品講評会を開催。 2024年11月: ・11月8日、フランス大使館公邸にて開催された「フランスナイト2024」に作品展示。代表学生2名が出席。 株式会社ソムリエ 六本木から世界へ。ワインと食で「素晴らしい食事をエスコートするソムリエ」を目指します。事業内容:ワイン事業部/飲食事業部広報担当:広⽥夏美電話:03-5413-3211メールアドレス:hirota.natsumi@sommelier-wine.co.jp FAX:03-5413-3212
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