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静けさの奥に潜む、芯の強さ。シャンパーニュの次代を担う至高の造り手「ベレッシュ・エ・フィス」が数量限定で入荷。

180年の伝統と革新、ラファエル&ヴァンサン兄弟の職人技が結実した「愛好家が出会う最高峰」と称賛されるシャンパーニュメゾン。“ワイン発注の最短距離”、飲食店・酒販店向けの業務用ワイン仕入サイト「WINE PRO」にて、『Bereche & Fils』(ベレッシュ・エ・フィス)が数量限定で入荷しました。 モンターニュ・ド・ランス北部、最も標高の高いリュード村の静かな丘陵に根づくべレッシュ・エ・フィス。 1847年の創業以来、家族経営で紡がれる名門であり、五代目のラファエルとヴァンサン兄弟の革新的な取り組みにより、近年更なる名声を確立しました。 ベレッシュの成功の礎は、シャンパーニュの複雑性に寄与する多様な畑にあります。所有畑はモンターニュ・ド・ランスとヴァレ・ド・ラ・マルヌの20区画以上にまたがり、最高樹齢は100年以上。近年は特級マイィ、1級トレパイユ、1級リリー・ラ・モンターニュの区画も取得しました。これらがブレンドの幅を豊かにし、唯一無二の個性をもたらします。 メゾンを継いだ2人は伝統を守りながらも、畑と土壌を原点に据えた抜本的な改革に着手。化学肥料や除草剤の使用を止め、手作業で手入れし、草生栽培も取り入れました。ビオロジック農法を基本とし、現在はビオディナミ農法への移行を進めています。ワインは “畑の生命力が描く表現” であるべきだという確信。その姿勢がすべての基盤となっています。 収穫は区画ごとに選果し、発酵はすべて野生酵母。タンクではなくデミ・ミュイやフードルなどの樽を細やかに使い分け、ゆっくりと発酵させます。マロラクティック発酵は行わず、さらに樽で熟成。瓶内二次発酵にはコルク栓を用い、より豊かな個性と香りの深みを育みます。デゴルジュマンは手作業、ドサージュは最小限。テロワール由来の張りのある酸とミネラルをそのまま残しつつも、長期熟成により泡はきめ細かく、質感はしっとりと深みを帯びます。 ラファエルとヴァンサン兄弟の創造的なアプローチと職人技は、複雑さと個性が共鳴するワインを生み出します。その仕上がりはアントニオ・ガローニをはじめとする専門家から「愛好家が出会う最高峰のシャンパーニュのひとつ」と称賛されるほど。丁寧に耕された畝、風に揺れる草、樹齢を重ねた古木。華やかさではなく、静けさの奥に潜む芯の強さと圧巻の透明感が息づくシャンパーニュです。 【取り扱いキュヴェ】アイ グラン クリュ 2016 ・品種:ピノ・ノワール75%、シャルドネ25% ・醸造:瓶内熟成72ヵ月、ドサージュ2.95g/L 特級アイ村の区画「フロワ・テール(Froide Terre=冷たい土地)」と、「ブリス・ポ(Brise Pot=そよ風の鉢)」の2区画のブドウをブレンド。樹齢は50年以上に及びます。 スミレやハニーサックルなどの花々のアロマに、ミント、カルダモン、アーモンド、スレート、白胡椒のニュアンスが重なる宝石のようなアロマ。艶やかなテクスチャーからは鮮烈で純粋な果実味が溢れ、清らかなミネラル感が輪郭を縁取り、優雅な余韻へと導きます。明るく凝縮感があり、繊細でありながら圧倒的なエネルギーを秘めています。 リヴ ゴーシュ エクストラ ブリュット 2020 ・品種:ムニエ100% ・醸造:瓶内熟成36ヵ月、ドサージュ2g/L ヴァレ・ド・ラ・マルヌのマレイユ・ル・ポール村にある区画「ラ・コート・オー・シャテーニュ」と「メゾンセル」のブドウを使用。粘土や貝殻の化石が混じる土壌が、ワインに深みと複雑さをもたらします。樹齢は54年です。 洋梨や白い花、焼きたてのパンに、ローストしたアーモンドやスパイス、キルシュなどの彩り豊かなアロマ。アタックは肉厚かつ鋭く、深く甘美な果実味を張りのある酸が引き締め、潮気を含んだミネラリーな余韻が美しい直線を描きます。これほどまでにエレガントなムニエは他に類を見ないほど、従来のムニエ主体シャンパーニュとは一線を画す、圧倒的な完成度を誇ります。 レ ボー ルガール シャルドネ エクストラ ブリュット 2020 ・品種:シャルドネ100% ・醸造:瓶内熟成36ヵ月、ドサージュ4g/L 1級リュード村の区画「レ・ボー・ルガール」と「レ・クロ」のブドウを使用。樹齢59年の古木が深い凝縮感と顕著なミネラル感をもたらし、まさに“古樹シャルドネの証”と呼ぶべき存在感を放っています。 洋梨やレモンオイル、茹でたアーモンド、白い花、焼きたてのパンやバニラに加え、潮風、火打石、白胡椒が混じり合う、非常に表情豊かなアロマ。アタックは研ぎ澄まされ、肉厚な果実味にチョーキーなニュアンスが重なり、彫刻のように美しく整った構造を呈しています。細く長く続く余韻は、心地よい磯の香りをふわりと帯びています。 【WINEPROについて】 WINEPROは会員制の飲食店・酒販店向け業務用ワイン仕入サイトです。“ワイン発注の最短距離”をモットーに、見積もり不要の発注システム・発注の一元化も可能な2,000種以上の品揃え・スピード発送・柔軟な支払い方法を設け、スマートなワイン発注を叶えます。 本件でご紹介した商品の価格の詳細は、下記WEBサイトにて会員登録およびログインの上、ご確認ください。 https://wine-proshop.com/ 【本件に関するお問い合わせ先】 WINEPRO(ワインプロ):https://wine-proshop.com/ 【会社概要】 会社名:株式会社イズミセ  代表者:代表取締役 戸塚尚孝 所在地:京都市下京区四条通東洞院東入立売西町60     日本生命四条ビル7階 URL: https://www.izumise.co.jp/

オープン9周年特別企画 ナオタカサンタ クリスマスSALE実施中ーCAVE de L NAOTAKA楽天市場店

CAVE de L NAOTAKA楽天市場店は2016年12月2日にオープンし、今年9周年を迎えました。その9周年を祝して、ナオタカサンタ クリスマスSALEを開催しております。バイヤー歴20年超のソムリエ戸塚が世界中から厳選して集めた銘醸ワイン専門店「カーヴドエルナオタカ」にて、2025年12月26日(金)1:59までの期間限定で、ナオタカサンタ クリスマスSALEを実施中です。 ■注目のセール内容 企画1. ナオタカサンタ’s クリスマス福袋  ナオタカサンタが素敵なワインをピックアップしました。クリスマス直前4つのコースが緊急追加して、全7種の福袋をご用意しております。お客様のお好みに合わせてお選びいただけます。 最大59%OFFと高割引率のラインナップは注目です。 企画2. 最大50%OFF 銘醸ワインセール 銘醸ワインが最大50%OFFのビッグセールです。普段はセールにならないアイテムもセール対象に入っております。チェックする価値大のビッグイベントです。 企画3. 2セット同時ご購入で1,500円OFFクーポン発行 店長中川が自信を持ってオススメする「ワイン上級者も満足するワイン5本セット」3種が、2セット同時ご購入で1,500円OFFになるクーポンを発行しております。 上記3つの注目セールの他にも、年末年始を彩るワイン福袋の販売や1級シャトー5本セットがクーポンご利用で5%OFF、ポストオーパスワンと名高いナパのラグジュアリーブランド「パルマッツ」が特別価格になる等、店舗上げての特別セールを大開催中です。 楽天市場店 ナオタカサンタ クリスマスSALE会場 https://www.rakuten.co.jp/wine-naotaka/contents/christmassale/ 【本件に関するお問い合わせ先】 カーヴドエルナオタカ 楽天市場店:https://www.rakuten.ne.jp/gold/wine-naotaka/ LINEギフト店:https://mall.line.me/sb/wine 【会社概要】 会社名:株式会社イズミセ  代表者:代表取締役 戸塚尚孝 所在地:京都市下京区四条通東洞院東入立売西町60     日本生命四条ビル7階 URL: https://www.izumise.co.jp/

本場フランスの洗練されたワインカルチャーを体感できるAPÉROがニセコに初進出!北海道の美味とワインを楽しめる「APÉRO NISEKO」

2026年1月9日(金)APÉRO NISEKOグランドオープンアペロワインショップ株式会社(本社:代表取締役:ギヨーム・デュペリエ)はAPÉRO NISEKOを2026 年 1月9日(金)にオープンいたします。青山や池尻でワインラバーの皆さまに親しまれてきたAPÉROブランドがニセコへ初進出。北海道のオーガニック食材をメインとしたカジュアルフレンチに、北海道ワインやソムリエがキュレーションしたフランスワインをペアリングしながらおいしい時間をお楽しみいただけます。 東京では青山、池尻大橋、京島に店舗を構え、初の地方出店となるAPÉRO。オーナーのギヨーム・デュペリエは自身のルーツとなる仏サヴォア地方を彷彿とさせる北海道の景観と、その豊かな食材やワインに感銘を受け、APÉRO NISEKOを出店することを決意しました。 ワインはソムリエがキュレーションした200種類以上を取り揃えています。グラス一杯からボトルまで、ゲストの好みに沿ったワインをご提案します。ワインボトルを購入し、宿泊しているホテルでお楽しみいただくことも可能です。 グラスワイン1,700円〜、ボトルワイン8,000円〜 お持ち帰りボトルワイン 6,000円〜 北里牧場で育てられたオーガニック短角牛をはじめ、北海道のLaLaLaFarmで育てられたお野菜など、シェフ自ら足を運んで見つけたこだわりの食材を使用しています。 ワインはアペロがキュレーションしたフランスワインのほか、余市ワインをはじめとする北海道ワインも数多くラインナップしています。 シェフ Nadia Lekhal(ナディア・レカル)フランス料理とアラビア料理の分野で30年以上の経験を持つ。仏リヨンにて複数の店舗を率いた経験を通じ、調理技術だけでなく、チームマネジメント、レシピ開発、クリエイティビティなど、幅広い専門性を培った。2025 年 12 月より APÉRO NISEKOの料理長となる。 【Nadia‘s Philosophy】 北海道の自然に寄り添い、“大地に戻る” ような料理を目指します。北海道の食材を尊重しながら、今まで培った国際的な経験と感性を融合させ、季節や土地の物語を感じさせる一皿を届けていきます。 代表 Guillaume Dupérier(ギヨーム・デュペリエ)仏サヴォア出身。学生時代に日本への留学を経験 し、京都大学で M B A を取得。母国へ戻り銀行で働いた後、日本へ移住し12 年以上に渡って食とワインの仕事に携わる。現在は都内に3店舗、ニセコで1店舗のApéro 系列店を展開している。 【Guillaume ‘s...

世界一のシェフが生み出したフランスのノンアルコールワイン日本上陸

世界一に輝いたMirazurのシェフMauro Clagrecoが手掛けるワインオルタナティブTEMPERA/テンペラが日本初上陸株式会社アルト・アルコは、フランスのワインオルタナティブブランドTEMPERA/テンペラの輸入を2025年12月から開始致します。 先行発売として、2025年12月17日(水)~25日(木)に伊勢丹新宿店シェフズセレクションプロモーションコーナーにて数量限定販売させていただきます。 TEMPERA/テンペラとは? TEMPERA/テンペラは、2019年に【世界のベストレストラン50 第1位】、2021年に【世界のベストレストラン50殿堂入り】を果たした【ミシュラン三ツ星】のMirazur/ミラズールのシェフMauro Clagreco/マウロ・コラグレコ氏が手掛けるノンアルコールワイン。 マウロ氏は2017年からMirazurでノンアルコールペアリングをスタートし知見を集め、2022年からTEMPERAプロジェクトを始動しました。 できる限りフランス産原料にこだわり、なにより品質を重視して、2023年に本国でローンチしました。 ブランド名のTEMPERAは、アルコールを持たない「慎み」を意味するTEMPERANCE、厳 選された素材の「個性」を意味するTEMPERAMENTに由来しています。 展開商品について 【ETERNAⅡ/エテルナⅡ】 テンペラのスパークリングタイプ(写真中央)。時を忘れる祝いのシーンにふさわしく、名前にエテルナ(永遠)という言葉を冠しています。 税込価格:8,100円 容量:750ml ボタニカル:マテ茶、バーベナ、緑茶、リンゴ酢、エルダーフラワー 【RIVA/リーヴァ】 テンペラの白ワインタイプ(写真左)。「水」を意味するリーヴァ。旨味とミネラル感を感じる味わい。 税込価格:5,800円 容量:750ml ボタニカル:果汁(リンゴ、レモン)、リンゴ酢、 レモン、ジャスミン、海藻 【PYRA/ピーリャ】 テンペラの赤ワインタイプ(写真右)。「火」を意味するピーリャ。樹や温かみを感じさせる味わい。 税込価格:5,800円 容量:750ml ボタニカル:ブルーベリー果汁、カシス、チェ リー、紅茶、蜂蜜、ブドウ、スパイ ス、オークチップ 新宿伊勢丹での先行発売について 伊勢丹新宿店からのクリスマスシーズンに飲めない/飲まない人に向けた、高品質ノンアルコールを提案してほしいというご依頼をいただき、2025年12月17日(水)~25日(木)の最繁忙期に本館地下一階のシェフズセレクションにて、アルト・アルコとしてポップアップをさせていただきます。 日程:2025年12月17日(水)~12月25日(木) 時間:10:00~20:00 場所:伊勢丹新宿店シェフズセレクションプロモーションコーナー|〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目14−1

本場フランスの洗練されたワインカルチャーを体感できるAPÉRO AOYAMA Winebar & Table 12 月 13 日(土)リニューアルオープン

~「Your Journey of Taste(味覚の旅)」をテーマに第二章の幕開け〜アペロワインショップ株式会社(本社:代表取締役:ギヨーム・デュペリエ)は APÉRO AOYAMA Winebar & Table を2025 年 12 月 13 日(土)にリニューアルオープン いたします。2014 年の開店以来、ワインラバーの皆さまにご愛顧いただいておりましたが、2024 年に店舗移転のためクローズいたしました。 今回のリニューアルオープン においては、新テーマとなる Your Journey of Taste(味覚の旅)を軸に、食材や空間をアップグレードし、より成熟した大人の方に楽しんでいただける姿となってカムバックいたします。 ・APÉRO...

いま、世界の美食家たちを魅了する日本酒の魅力とは ~海外トップソムリエたちが来日し「世界から見た日本酒」の魅力を語る~

各国の日本酒市場の現状や今後の可能性について熱い議論を展開ユネスコ無形文化遺産に登録された「伝統的酒造り」に関わる日本酒業界最大の団体である日本酒造組合中央会(以下、中央会)では、国内外に向けた日本酒および日本酒文化の魅力発信に取り組んでおり、フランスソムリエ協会や国際ソムリエ協会と提携し世界中に日本酒を広めています。このたび各国のソムリエ協会代表やソムリエコンクールの優勝・受賞歴を持つトップソムリエ5名を招聘し、11月17日(月)から21日(金)の5日間、宮城・秋田の蔵元を訪問するツアーを実施しました。さらに11月22日(土)には、本ツアーの一環として、報道関係者向けのトークセッションおよび酒蔵関係者を集めた交流会を開催しました。会場には多数の報道関係者や酒造関係者が訪れ、活気ある雰囲気の中で意見交換が行われました。 ■日本の酒蔵や研究施設を巡る「海外インフルエンサー清酒招聘ツアー」本年のツアーでは、宮城県と秋田県の酒蔵をはじめ、日本文化や発酵技術に関連する11の施設を、11月17日(月)~21日(金)の5日間にわたり訪問。試飲はもちろん、日本の食文化・自然環境・酒造りの現場など多面的な体験を通じて、日本酒の魅力や可能性を深掘りいただきました。 酒蔵訪問では、米を蒸す「蒸米」、麹をつくる「製麹」、酵母を育てる「酒母」、酒と酒粕を分離する「上槽」など、一連の製造工程を見学。地域の環境を活かしながら、多くの職人と微生物の働きによって生まれる日本酒の奥深いプロセスを学んでいただきました。また、最新技術を取り入れた酒蔵も訪問し、日本酒造りの多様性や麹や酵母の研究開発の現場にも触れていただきました。さらに、神社参拝、漆箸づくり体験、醤油の発酵工程見学など、日本酒を取り巻く伝統文化の豊かさにも触れ、理解を深めていただきました。 参加ソムリエからは、「先端技術を取り入れる酒蔵から伝統製法を守る酒蔵まで幅広く、非常に学びが多かった」といった声が上がり、日本酒醸造の全てのプロセス自体が魅力であるとのコメントが寄せられました。 ■熱気あふれるトークセッショントークセッションでは、海外の高級レストランの現場で日本酒を扱うソムリエたちから、生の声が寄せられ、各国の日本酒市場の現状や今後の可能性について熱い議論が展開されました。 ■各登壇者のコメント◆Andrew Truong(ベトナム) 「この機会を通じ日本酒だけでなく日本の文化についても理解を深めることができた。様々な蔵を訪問し、伝統的な技術や考えだけでなく、近代的な技術やアプローチが混ざりあい共存している事が印象に残った。ベトナムの日本酒マーケットはまだ新しい市場なのでまずは日本酒に関する情報を広げていくことが大事。レストランに来るお客様に対する説明の仕方や積極的に提案していくことで広がっていくと考える。良い情報と商品を届けていければベトナムにおける日本酒市場は明るい。」 ◆Louis Le Conte(フランス) 「出身はフランスで、スイスで働いている。両国の日本酒市場は非常に似ている。近年、ソムリエたちの中でも日本酒に関する話題が良く上がっている。特にミシュラン星付きのファインダイニングでは日本酒が既に浸透してきている。今回のツアーで、日本酒の多様性とストーリーという2点に大きな魅力を発見した。ソムリエという職業柄、料理とのペアリングのため、お酒に多様性があるという事は非常に重要なポイント。アロマティックな香りが高い大吟醸や、熟成酒や、純米酒、awa酒など多様な味がある事に驚いている。また、お客様にそのお酒の背景にある(造り手や環境などの)ストーリーを伝えることもソムリエの大きな役割である。日本酒はファミリービジネスも多く、(造り手たちに)様々なストーリーがある。ヨーロッパにおける日本酒の未来は非常に明るいと考えている。」 ◆Dawid Sojka(ポーランド) 「多くの酒蔵を訪問したが、どの蔵も個性がつよく、独自性がある。ユニークさが印象に残った。ここまでオリジナリティに富んでいるとは想像もしていなかった。商品のスタイルが定まっている蔵や、最新の精米機を設置しているなどもとても印象に残った。さらに今回のツアーでは酵母と麹についての専門的な講義を受けられた事や、専門的な施設、科学者との交流が出来た事が非常に有意義。海外にいては絶対できなかった経験が出来た。ポーランドはまだまだ日本酒については歴史が浅い市場だが、日本酒についてはとても良い印象を持っている。この経験を基にさらにポーランドでより日本酒の存在感や認知度を高めたい。」 ◆Gabriel Lucas(スペイン) 「若い層などいま日本酒に触れていない方たちへどう日本酒を届けていくか、ともに考え意見交換できたのが良かった。スペインやヨーロッパでは日本酒はかなり成熟した市場になってきており、ファインダイニングや高級レストランでは日本酒は既に浸透していると思う。ただし、純米大吟醸やプレミアム路線のものが先行しており、個人的には今後ミドルマーケット(=一般的なレストランや居酒屋など)のよりカジュアルな層)へも手に取ってもらえるよう広げていきたい。蒸留酒に比べて低アルコールであることや、普段ワインを飲んでいる層への訴求などが今後チャンスがあると思う。帰国後は、業界リーダー等プロフェッショナルだけでなく、若いソムリエやお客様へ向けた初心者向けのレッスンやテイスティングにも取り組みたいと考えている。」 ◆Julio Cesar Kunz(ブラジル) 「ブラジルのプレミアムアルコール飲料市場は現在とても伸びており南半球における最大の市場。長年、高級志向の消費者間では、歴史的な美しさやクラフトマンシップを持つワインが関心の中心だった。このような市場で現在より上質なものを求めるニーズが生まれている。個人的には、日本酒は、ワインの代替品ではなく、日本酒そのものの世界観を提供できるものであり、ワインの次にくるクラフト飲料は日本酒だと考えている。また、日系の移民コミュニティがあり日本食レストランなども多く、レストランの視点から見ても、日本酒は(エレガントな飲み物でピュアな味わいがあり、高い技術によりつくられている事から)マッチした飲み物だと思っている。今後の課題としては、ブラジルではまだよく知られていないため、今後もっと理解し知ってもらう為のアクションが必要。日本酒はワインに比べより独自の個性を持っていることから、個性を活かし日本酒の存在をより高めていく事が出来ると考える。日本酒は、日本の文化であり、財産だと考えている。私はイタリアにルーツがありブラジルとイタリアの市場へパッションを届けていきたい。」 ■「伝統的酒造り」ユネスコ無形文化遺産登録の影響について「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことによる影響については、 「プロフェッショナルへの訴求として非常に強い」「ワイン業界における文化財的価値と同様、差別化につながる」 「一般消費者への訴求力が高まり、クラフト飲料市場でもより強い存在感を持つ」 など、海外市場においても大いにプラスであるとの意見が寄せられました。 ■世界の一流ソムリエが認める日本酒の優れたペアリング性能登壇ソムリエからは、和食以外の料理とのペアリング可能性について、以下のようなコメントも上がりました。 ・日本酒はシーフードやフュージョン料理との相性が非常に高い。 ・蒸したスズキとシャンパンバターソースにキャビアをあしらったフレンチに、純米大吟醸が完璧にマッチする。 ・大吟醸とクリーミーなチーズは極めて相性が良い。 ・ミルフィーユなどのデザートには、濁り酒が合う。 レストランの現場でゲストへ直接ペアリング提案を行うソムリエの意見は、日本酒の国際展開にとって極めて貴重な示唆となりました。 ■試飲・交流セッションセッション後には、日本酒15銘柄ほどの試飲会を実施。 ソムリエと蔵元が直接対話し、海外マーケットの状況や酒質の評価について活発に意見を交わしました。 参加者からは 「海外の現場での評価を直接聞けたのは非常に貴重」 「ソムリエの表現技術は、日本酒の魅力を伝える上で学ぶ点が多い」 などの声が寄せられ、これから最盛期を迎える日本酒造りの新たな視点を得る機会となりました。 ■「日本の酒情報館」で日本の伝統文化に触れるイベント後は、同ビル内の「日本の酒情報館」で開催されていた益子焼の展示イベント「ほっと酒呑む酔い器展 by古風路」にも訪れ、日本の伝統技術が生み出す酒器に触れるなど、日本酒文化への理解をさらに深めていました ■いま、世界の美食家たちを魅了する日本酒の魅力ユネスコ無形文化遺産に登録された「伝統的酒造り」を背景に注目が高まる日本酒は、いま世界のファインダイニングを中心に存在感を急速に高めています。欧州・北米のミシュラン星付きレストランやモダンアジアンなどで日本酒を常設する店が増え、“食中酒の新たな選択肢”として確固たる地位を築きつつあります。 繊細な香味、アミノ酸由来の旨味、料理との高い親和性が評価され、シェフやソムリエからは「ペアリングの幅を広げる革新的な酒」との声も。登壇ソムリエたちも「ファインダイニングの現場ではすでに日本酒が受け入れられている」と語り、日本酒の国際的価値の高まりが明確に示されました。 トップソムリエたちが「自国へ戻ったら日本酒をさらに広めたい」と語る姿は、日本酒の未来への力強い兆しです。中央会では今後も海外市場の開拓と、日本酒文化の普及に向けた取り組みを強化してまいります。 <参考資料>『海外トップソムリエが語る「世界から見た日本酒」メディアイベント』概要日時:2025年11月22日(土) 14:00~16:00 会場:日本酒造組合中央会 3階会議室(東京都港区西新橋1-6-15 日本酒造虎ノ門ビル3F) 登壇者:海外ソムリエ5名 -Dawid Sojka(ポーランド/酒類プロモーション会社経営) -Julio Cesar Kunz(ブラジル/ブラジルソムリエ協会 副会長) -Gabriel Lucas(スペイン/ワイン輸入会社ディレクター) -Andrew Truong(ベトナム/ベトナムソムリエ協会 副会長アシスタント) -Louis Le Conte(フランス/最優秀ヤングソムリエコンテスト優勝) *詳細は別紙参照 内容: 1. 各国の日本酒市場・トレンド 2. 訪問先の印象 3. ソムリエによる日本酒の魅力・可能性についてのトーク 4. 日本酒10〜15種類の試飲付き交流セッション 「海外インフルエンサー清酒招聘ツアー」実施スケジュール【宮城県】 ・11月17日(月) 訪問先:佐浦、塩竃神社 ・11月18日(火) 訪問先:寒梅酒造、熊野洞 【秋田県】 ・11月19日(水) 訪問先:秋田県食品研究センター、秋田酒類製造、小玉醸造 ・11月20日(木) 訪問先:齋彌酒造店、天寿酒造 ・11月21日(金) 訪問先:出羽鶴酒造、秋田今野商店 【東京】 ・11月22日(土)...

ボジョレーヌーボー2025、今年も登場!新酒の香りとともに秋を祝う

2025年のボジョレー・ワインは「量より質」の年、暑さと恵みの雨が育んだ、深みと調和のワインが誕生しました今年のボジョレー・ヌーヴォーがいよいよ2025年11月20日(木)に登場します。 今年収穫されたブドウの状況と仕上がりについて、最適な時期にブドウの収穫を可能にしたブドウの成熟度を観測するシステムを取り入れたボジョレーの取り組みとともにご紹介します。 「5のつく年」は早熟の年 ボジョレーでは今でも多くのブドウが手摘みで収穫され、約1か月の間、2万人以上の人がブドウの収穫に携わります。2024年と同様、栽培初期には一部「戦い」ともいえる厳しい天候に見舞われましたが、その後は夏の暑さの中、“我が道を行く”成長を見せました。その結果、ブドウの成長は加速、早期成熟し、8月中の収穫開始につながりました。これは醸造家の間で記憶に残るような良い年であり、ワイン愛好家も満足させた2015年の特徴とも共通しています。つまり、2025年も深みのあるワインができあがることが期待されています。 ボジョレー・ヌーヴォー2025の気象条件 比較的冷涼な冬を経て、年初は気温・降水量とも平年並み。新芽を確認できたのは平均して4月6日でした。4月は暖かく、雨も多く降ったことでブドウの生育は順調に進みました。5月もおおむね平年並みで、開花は2024年より8日早い、5月末に始まりました。これは2015年・2017年・2018年のヴィンテージと似た傾向です。 しかし、この期間、気候条件は極端なものでした。4月末には気温が35°Cに達する暑さを記録、6月初旬には100mmを超える大雨がありました。また、6月1日には北部・南部の一部地域で雹(ひょう)が発生し、局所的に被害が出ました。よって昨年同様、生産者たちは、病害への対策に全力を注ぎました。 6月後半から7月初旬には、猛暑と雨が降らない状況が続き、結果的に病害の発生率を抑え込むことができました。それにより、収穫直前の段階ではブドウの木は健全な状態に保たれました。 ブドウの実に糖分が蓄積し始める「着色期(véraison)」は、早い区画では7月14日の革命記念日の花火が上がる頃に始まりました。これは“良い兆し”であり、平均では7月22日に始まりました。これも2015・2017・2018年と同水準です。7月末には恵みの雨が降りましたが、一部で再び雹(ひょう)が降ることもありました。しかし、それにより土壌内の水分が補充され、ブドウが順調に成熟。そして8月の前半15日間は猛暑が続き、ブドウが急速に成熟、その後1週間の雨と気温の低下でブドウ内のバランスが整い、非常に高い品質を持つポテンシャルが見込まれました。 2025年のブドウの収穫は、“収穫量は少なめ”ですが、“質の面では非常に期待が持てる”ものになりました。 ベルトラン・シャトレ/BERTRAND CHATELET SICAREXボジョレー研究所 醸造学者 「早熟の年は、ボジョレーにおいて高品質のしるしとされます。ただし、8月の成熟が早い分、迅速な対応と柔軟な判断が求められます。実際、春の降雨や6月の猛暑など、このブドウ栽培のシーズンを通して、常に柔軟な対応が必要とされてきました。マチュレーション・ネットワーク(熟成観測ネットワーク)は、こうした先読みの作業を支援し、すべての区画における最適な収穫時期を判断するために、醸造家をサポートしています。 今年のブドウは非常に健全で、理想的な衛生状態。8月後半に気温が落ち着いたことにより、早い収穫では難しいとされる段階的な収穫もできるようになり、ブドウが糖度だけでなく全体的に十分に成熟できる時間を確保できました。また醸造家たちが目指すワインのスタイルに合わせて適切な区画を選ぶ時間を確保できました。酸と糖のバランス、フェノール成分の組成はいずれも非常に良好で、今年のブドウで造るワインはヌーヴォーだけでなく、赤白問わず、長期熟成型のワインも高品質なものが期待できます。」 ジャン=マルク・ラフォン/JEAN-MARC LAFONT インターボジョレー会長 「ブドウの木は健全で、太陽の光をたっぷり浴びた果実で、そして糖と酸のバランスは完璧です。この収穫が、ガメイとシャルドネという象徴的な品種を通じて、ボジョレーの多様で豊かなテロワールをお客様にお届けできることを確信しています。」 マチュレーション・ネットワークについて(熟成観測ネットワーク) このネットワークを取り入れて今年で34年目を迎えます。ブドウの色づき(véraison)が25%進んだ段階から、週2回、約200人の生産者が30の観測センターでブドウを計測・観察・分析します。これらのサンプル採取により、ブドウの成熟度合いを綿密に追跡し、最適な時期に収穫することが可能となります。すなわち、これはワインの品質にとって極めて重要な要素です。 このネットワークには176区画のガメイ、61区画のシャルドネが参加しており、これらの採取結果は、ネットワークを統括・運営するローヌ農業組合(Chambre d’agriculture du Rhône)に送られます。収集されたデータはまとめられ、分析されたうえで、栽培家や関係者に提供されます。こうして得られる情報は、追跡と意思決定を支援する、他に類を見ない貴重なツールとなっています。 このネットワークを補完する形で、SICAREXボージョレによって13区画がさらに詳細に追跡調査されます。ここでは酒石酸とリンゴ酸、カリウム、アンモニア性窒素、アントシアニンポテンシャルなどの分析が行われ、最終的に「色指数(indice couleur)」が算出されます。 新世代のボジョレー/Beaujolais Nouvelle Génération 「ボジョレー・ヌーヴェル・ジェネラシオン(Beaujolais Nouvelle Génération)」とは、単に新しい世代のワイン生産者(ヴィニュロン)を指すものではありません。それは、ここ数年にわたるボジョレーの再生であり、生産者、協同組合、ネゴシアン(仲買業者)が共有する活力と現代的なビジョンを意味しています。 この取り組みは、ボジョレー・ワイン全体のレベルアップを目指す強い意志によって支えられており、地域のすべての関係者を結束させ、「ボジョレー・デクセプション(Beaujolais d’Exception)」—すなわち<新しい偉大なテロワール・ワイン>というカテゴリーを強化し、テロワールの個性を生かした新たな銘醸ワインの創出にもつながっています。 具体的には、 ブドウ畑の特定の区画の主張 「Premiers Crus」認定申請 地理的補足呼称(DGC)に「Pierres Dorées」の申請 各村名の表示価値を高めるための共同プロジェクト など、さまざまな取り組みが進められています。 また同時に、あまり知られていないボジョレー・ブラン(白ワイン)を広く紹介しようという多様化への意欲も表しています。 2025年11月20日(木)プレスイベント開催! ボジョレー・ヌーヴォー2025解禁日の11月20日(木)にあわせ、メディア関係者を集めたプレスイベントを都内のフランス料理店で開催いたします。当日は、このイベントのためにフランス本国からインターボジョレー(ボジョレーワイン委員会)のマネージングディレクターのオリヴィエ・バドゥロー(Olivier Badoureaux)と副会長セバスチャン・カルギュル(Sébastien Kargul)とが来日。ボジョレー・ワインの魅力をはじめ、本プレスリリースでご紹介した、新世代のボジョレー(Beaujolais Nouvelle Génération)などボジョレー・ワインに関する取り組みなどを詳しくご紹介させていただきます。また、世界的ソムリエの大越基裕さんによるテイスティングセッションも開催。ボジョレー・ヌーヴォー3種類(赤2種、ロゼ1種)のほか、ボジョレー・ワインの多様性がわかるワイン(赤・白・クリュ 計3種)も大越さんの解説とともに実際にご試飲いただきます。そして、ディナー時はお食事とともに、さらに11種類のボジョレー・ワインもご用意いたします。 Inter Beaujolais(ボジョレーワイン委員会)とは Inter Beaujolais、フランス政府公認の民間組織であり、ボジョレー地方のワイン産業に関わるすべての関係者を結集しています。その活動範囲は、ボジョレーの10のクリュ(ブルイィ、シェナ、コート・ド・ブルイィ、シルーブル、フルーリー、ジュリエナ、モルゴン、ムーラン・ナ・ヴァン、レニエ、サン・タムール)に、ボジョレーとボジョレー・ヴィラージュを加えた12のアペラシオンで生産される赤・白・ロゼを含みます。 インターボジョレーは、共同プロモーション活動、研究・実験、透明性のある経済報告、そして業界全体の専門的実践の調整を通じて、ボジョレー・ワイン産業の持続的発展を推進しています。 公式ホームページ: https://www.beaujolais-wines.jp/ Instagram: https://www.instagram.com/beaujolaiswines_jp/ Facebook: https://www.facebook.com/BjlsWines/ LinkedIn:...

「ボジョレー・ヌーヴォー」11/20(木)解禁!フランスのぶどう畑から届いたフレッシュな新酒を『ワインの酒場。ディプント』で楽しもう!

飲食チェーン「PRONTO(プロント)」を展開する株式会社プロントコーポレーション(本社:東京都港区、代表取締役社長:杉山和弘)は、『ワインの酒場。Di PUNTO(以下、ディプント)』にて「ボジョレー・ヌーヴォー」を2025年11月20日(木)より発売いたします。 ■概要商品名/価格 1. ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー 2025/グラス1,188円 ボトル5,940円 2. ぺール・ギヨ Di/ボジョレー・ヌーヴォー 2025/グラス1,078円 ボトル5,390円 3. ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー セレクション プリュス 2025/グラス 1,518円 ボトル 7,590円 4.ボジョレー3種飲み比べ/2,178円  5.ボジョレーおつまみ盛り合わせ/638円 ※価格はすべて税込表記(10%)です。 販売期間 2025年11月20日(木)0時~  ※数量限定販売、なくなり次第終了となります。 実施店舗 ディプント全店 ※店舗により営業時間が異なります。各店の営業時間は店舗情報ページ(https://shop.pronto.co.jp/)をご覧ください。 ■新酒解禁にあわせて今年も「ボジョレー・ヌーヴォー」を発売します!今年も『ディプント』は、“ボジョレー・ヌーヴォーの文化”を継承していきたいとの思いから、美味しいワインとおつまみで、新酒解禁を華やかに盛り上げて参ります。 2025年は、仏ジョルジュ デュブッフ社の「ボジョレー・ヌーヴォー」2種に加え、仏モルゴン村のペール・ギヨ氏が手掛けた「ボジョレー・ヌーヴォー 」がラインアップします。「ペール・ギヨ Di/ボジョレー・ヌーヴォー 2025」、「ジョルジュ...

日本で最も歴史あるソムリエコンクール「ポメリー・ソムリエコンクール2025」鈴木 大輝氏(マンダリンオリエンタル東京)が優勝!

ヴランケン ポメリー ジャパン株式会社は、10月23日「ポメリー・ソムリエコンクール 2025」決勝戦を開催しました。厳しい審査の結果、鈴木 大輝氏(マンダリンオリエンタル東京)が見事優勝しました!シャンパーニュ ポメリーは、1993年から「ポメリー・ソムリエコンクール」を開催しており、これは日本で現在も続いているソムリエコンクールの中で最も歴史のあるコンクール*です。 30年以上の長きにわたりソムリエの活躍を支援し、多くの一流ソムリエを輩出してきたコンクールですが、さらに前回(2023年)より参加条件を「35歳以下」とし、より一層若手ソムリエを応援するコンクールとなっております。前回大会より参加条件が変わり、「35歳以下」となり、より一層若手ソムリエを応援するコンクールとなっています。 *同一主催者による現在も続いているソムリエを対象としたコンクール(日本ソムリエ協会確認)。 本年7月14日(月)に東京・大阪で同時開催された予選には47名が参加し、筆記試験とテイスティング技能試験の結果、12名が本選へ進出。10月23日(木)午前に行われた準決勝では筆記・テイスティング・サービス審査を経て、上位5名がファイナルへと進みました。 ポメリー最高醸造責任者クレマン・ピエルローが来日し、日本を代表するトップソムリエが審査員を務める決勝戦では、事前に与えられた課題のプレゼンテーション、ブラインドのテイスティングやサービス技能、コース料理のペアリング提案などハイレベルな闘いが繰り広げられました。 この厳しい審査の結果、鈴木 大輝氏(マンダリンオリエンタル東京)が見事優勝しました。 優勝者には、ディプロマ及び賞金100万円、ポメリーキュヴェ・ルイーズ6Lが贈られるほか、ヴランケン・ポメリー・モノポール社による全面的支援のもと、フランスでのメゾン研修・レストラン研修を受けていただきます。さらに、ポメリーアンバサダーとして、一年間様々なイベントにもご登場いただきます。 優勝者 鈴木 大輝氏コメント2025年ポメリー・ソムリエコンクールを開催くださり、心より感謝申し上げます。この度、2度目の出場でこのような素晴らしい賞を頂くことができ、大変光栄に存じます。 前回はファイナルの舞台に立つことが叶わず、悔しい想いをいたしましたが、今回はその舞台に立ち、華やかな時間を心から楽しむことができました。この度のコンクールを開催くださったヴランケン ポメリー ジャパン様、日本ソムリエ協会の皆様、そして会場にお越しいただいたすべての皆様に、心より御礼申し上げます。 また、日頃よりご指導・ご支援を賜る上司や同僚、そして家族の存在があってこそ、このような結果につながったと深く感じております。2026年のアンバサダー活動を通じて、同世代の方々にもシャンパーニュの魅力をより身近に感じていただけるよう、精進してまいります。 今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。 審査委員長 森覚氏 審査総評回を重ねるごとにコンクールの主旨をしっかりと踏まえた上で準備を行なっている選手が増え、レベルも上がっていると感じました。 確かに冠としてポメリーは付いておりますが、ポメリーに関することだけでなく、スパークリングワインやその他の飲料、料理や歴史的な背景など、あらゆることに興味を持ち、掘り下げが出来ていた方々が決勝に残ったという印象です。中でも優勝者の鈴木さんの立ち居振る舞いはもちろん、表情や話し方もエレガントで、まさに「この人にポメリーを注いでもらいたい」と思わせるような決勝でのパフォーマンスでした。惜しくも2位、3位となった三竹さんや山田さんも素晴らしかったですが、鈴木さんの仕上がりが良過ぎたというのが正しい理解だと思います。 1点、コンクールを審査していて残念だったのが、準決勝の筆記試験です。「Louis Pommery」について書かなければいけない課題にも関わらず、「Louise Pommery」について書いていた方が数名おりました。コンクールで最も重要なことは課題をしっかりと理解すること。「Listen, listen, listen!!!」と世界最優秀ソムリエコンクールでもジェラール・バッセさんが言っておりました。お客様の要望をよく聞き、理解することが良いサービスの大前提であることを忘れないで欲しいです。 ポメリー第10代最高醸造責任者クレマン・ピエルロー コメント選手のみなさんの豊富な知識、サービス技術、英語力とプロフェッショナルリズムに驚きました。 このコンクールは若手を対象にしていますが、これからシャンパーニュを楽しむ方にもっとアピールすることが大切です。ポメリーがサステナブル・ヴィティカルチャーやSDGsの取り組みを行っていることも若い世代に発信していきたいです。 なお同日、決勝戦の会場となった東京ステーションホテルの宴会場「鳳凰」にて、表彰式及びガラディナーを開催いたしました。ポメリーメゾンにある特別な畑から造られるシャンパーニュ「クロ・ポンパドール ブラン・ド・ブラン2017」を世界初披露し、多くのお客様に特別なひとときをお楽しみいただきました。 クレマン・ピエルローはこの新商品について「私は2017年にポメリーの最高醸造責任者に就任しました。その2017年に収穫したシャルドネだけを使用したClos pompadour Blanc de Blancs 2017を世界で初めてこの会場でリリース致します。私にとって大変思い入れのあるキュヴェです。」と語っています。 ポメリー・ソムリエコンクール2025結果優勝 鈴木 大輝(マンダリン オリエンタル 東京) 準優勝...

樹齢100年超のシャルドネ!3世紀続くムルソーの老舗『ヴァンサン・ラトゥール』最新2023ヴィンテージを販売開始いたします。

3世紀以上の歴史を誇る名門ドメーヌの最新ヴィンテージ株式会社都光(東京都台東区)は2025年10月21日(火)より、ムルソー本来の繊細なアロマとミネラリティを表現する老舗ドメーヌ『ヴァンサン・ラトゥール』の最新 2023ヴィンテージを販売開始いたします 。 ◆3世紀以上の歴史を誇る名門ドメーヌ 『ヴァンサン・ラトゥール』は、1792年のフランス革命動乱期から、ブルゴーニュ白ワインの銘醸地ムルソーで3世紀以上にわたり家族経営を貫いてきた名門ドメーヌです 。長年「ラトゥール・ラビーユ」の名で親しまれてきましたが、現当主ヴァンサン・ラトゥール氏の代に自身の名を冠したドメーヌへ改名しました 。これは、祖先への敬意と伝統の継承はもちろんのこと、自身の世代で品質をさらなる高みへ引き上げるという強い意志と、ワインへの絶対的な自信と責任の現れです 。   ◆樹齢100年超の古樹が語る、ムルソー真のテロワール 一族が何よりも大切に受け継いできた財産は、ムルソーの地に深く根を張る古樹(ヴィエイユ・ヴィーニュ)の畑です 。特に、1924年に植樹された樹齢100年を超えるシャルドネは、ワインに言葉では表現しきれないほどの深みと複雑味、凝縮感を与えます。 ◆ムルソー本来の繊細なアロマとミネラリティを引き出す醸造哲学 目指すのは、テロワール由来の繊細なミネラルと美しい酸をどこまでもピュアに表現することです 。まず木樽での発酵・熟成でワインにリッチな厚みと複雑さをもたらし、その後ステンレスタンクで4~6ヶ月間休ませることで、果実本来のフレッシュさと繊細なアロマを引き出します 。また、熟成中は一切バトナージュを行わず、ワインの透明感を守り抜きます。この緻密なプロセスを経て、完璧なバランスのエレガントなムルソーが生まれるのです。   <栽培・醸造> 休眠期にはカバークロップを生やし、ブドウは早朝にすべて手摘みで行います 。白ワインは、フードル(大樽)やドゥミ・ミュイ(600L樽)で12ヶ月熟成させた後、ステンレスタンクで4~6ヶ月寝かせます 。熟成中のバトナージュは行いません 。赤ワインは、ブドウをすべて除梗し、ステンレスタンクで25~30日間かけて発酵させます 。その間、1日に1回のピジャージュと2回のルモンタージュを実施します 。その後、フレンチオーク樽で12ヶ月熟成させます 。   【商品情報】 【会社概要】 会社名:株式会社 都光  代表者:代表取締役 戸塚 尚孝 所在地:東京都台東区上野6-16-17            朝日生命上野昭和通ビル1階  URL :https://www.toko-t.co.jp/ 【本件に関するお問い合わせ先】 担当 :竹中 康一 TEL :03-3833-3541 FAX :03-3832-6930 E-Mail:toko-eigyo@toko-t.co.jp 
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