フランス流のちょい飲み文化“アペロ”に日本流のアペリティフを組み合わせた気軽で優雅なおうち時間の楽しみ方をご紹介
コロナ禍において、「巣ごもり・宅飲み」というワードもスタンダードになりつつありますが、普段から頑張っている自分へのご褒美にワインをご自宅で楽しむ方も増えています。一方、ワインもあまりにも多くの種類があり、「試してみたいけど、ワインは敷居が高くてどこから手をつけていいのかわからない…」というワイン初心者の方も多いかと思います。ワインを普段から楽しんでいる方はもちろん、初心者の方でも満足いただけるような、世界でも有数のボルドーブランドのワイン「ムートン・カデ・コレクション」を新しい楽しみ方と共にご紹介いたします。
◇バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社のアイコニックなワイン「ムートン・カデ」
「ムートン・カデ」は、世界で最も高名で偉大なワイン産地の一つであるフランス・ボルドーの中でも頂点と言えるメドック格付け第一級に君臨するシャトー・ムートン・ロスチャイルドを手掛けるバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社の次男(フランス語で “cadet”) が、カジュアルにワインを楽しんでもらうために造ったブランドです。1980年代前半、日本で初めて「ムートン・カデ」のブランドが紹介されてから約40年という歳月を経て、ムートン・カデを含むバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社のワインは、世界で一番愛されるボルドーブランドのワインとして成長しました。その品質を支え続けているのは、250のパートナー生産者と7人のワインメーカーたちです。ブドウの木の剪定から醸造の最後までを手を携えて作業を行うことで、ボルドーのテロワールの豊かさをすべて表現したワインを提供することができるのです。中でもブランドのレガシーを最もよく表しているスタンダードな「MOUTON CADET ROUGE(ムートン・カデ・ルージュ)」と、1930年の最初のラベルを忠実に復刻したコレクションの原点といえる「MOUTON CADET ROUGE CLASSIQUE (ムートン・カデ・ルージュ・クラシック)」は、日本女性が審査員を務めるサクラアワード2021(※2)にて、シルバーメダルとゴールドメダルを受賞いたしました。過去には、グルメ・ワイン漫画として人気の「神の雫」でご紹介いただいたり、今回の受賞できたことは、日本の食文化においても親しみやすいワインとして愛され続けてきたからこそといえます。
「ムートン・カデ・ルージュ」
ムートン・カデを代表するコレクションでもあり、ロスチャイルド社のアイコニックなワインとして世界中で愛されています。手頃な価格で、一貫したスタイル、品質、量を提供するボルドーワインとして、日常使いとして気軽に楽しめることが特長です。サクラアワード2021では、シルバーメダルを獲得しています。
「ムートン・カデ・ルージュ・クラシック」
1930年フィリップ男爵によって造りだされた当時から変わらない、ボルドーの伝統的なブレンド方法と、
ムートン・カデが常に誇りとしてきた真正性と卓越性という価値観を融合させた、コレクションの原点ともいうべき味わいのワインで、サクラアワード2021では“ゴールドメダル”を獲得しています。
◇ムートン・カデがおすすめするマリアージュで、アペロな時間を。
ここ数年、フランスで定番となった「アペロ」という習慣。仕事帰りや休みの日の夕食前に、友人たちと
おつまみと共に軽く1-2杯のお酒を楽しむ時間を指します。“あくまでも夕食までのつなぎ”であることが前提ですので、おなか一杯になることや酔いすぎてしまうことがないのが特徴で、日本では、「ちょい飲み」「サク飲み」として広がりを見せています。
そんなアペロ時間を充実させてくれるアペリティフをご紹介します。
焼鳥というと〝和食〟とイメージしがちですが、 “塩”やフランスでも人気の「醤油」を使った“タレ”などシンプルな味付けで素材の美味しさを引き出した料理は、その調理方法や形状が異なるものの世界各地に存在し、ワインとの相性が合わないはずがありません。昨今、「焼鳥にはワイン」というマリアージュの新定番が定着しつつあり、香ばしく焼けた、素材の旨みたっぷりの焼鳥とボルドーの複雑な要素の絡み合う香り高いワインの組み合わせは、「なぜこの組み合わせがもともとなかったのか」、と改めて感じてしまうほどに相性抜群です。
マカロンと言えば、その見た目のかわいらしさと、味わいの深さ、フレーバーの多様さに、日本の女性も大好きなフランスを代表する焼き菓子。実は、スイーツも赤ワインとの相性が良いものが多く、フランスのマカロンを提供するカフェでは、ワインと一緒に楽しまれることが多い組み合わせです。カカオの香り豊かな上質なショコラと赤ワインの相性も、外せないおすすめのマリアージュのひとつです。
ムートン・カデが90年目のヴィンテージ年を迎えた2020年には、Pierre Hermès Parisとのコラボが実現し、ワイン×マカロンの組み合わせがスイーツ好きな女性にも共感していただくことができ、大きな話題となりました。
海外旅行に気軽に行けない時期こそ、自宅で気軽な“アペロ”時間に、フランスワインのエスプリを味わってみてはいかがでしょうか。
(※1 サクラアワードは、“SAKURA” Japan Women’s Wine Awardsは日本の女性が審査する国際的なワインコンペティションとして2014年に始まりました。エントリー数は毎年増加し、現在は4000アイテムを超え、アジア最大で、最も価値あるワインコンペティションと言われています。受賞結果は、日本女性による新しいワイン選びの基準を生み出し、国内外からも高い関心を集めることから、ワイン文化の発展、日本のワイン市場の更なる活性化に寄与することが期待されています。)
(※2 IWSR2019)
- MOUTON CADET ROUGE (ムートン・カデ・ルージュ)
シャトー・ムートンの血統を受け継ぎ、新たなる時代を築くムートン・カデ。
果実の凝縮感を高めた、リッチなスタイル。
■生産者 バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド
■生産地 フランス・ボルドー
■原産地呼称 AOC. BORDEAUX (原産地呼称:ボルドー)
■タイプ ワイン > 赤ワイン
■品種 メルロー:88%
カベルネ・ソーヴィニヨン:8%
カベルネ・フラン:4%
■栓 コルク
■価格 1,815円 (税込)
【味わい】
外観はやや深みのあるルビーレッドの色調。グラスに注ぐと、熟したカシスやブルーベリー、ブラックチェリーなど黒系果実の甘いアロマが溢れ出します。時間が経つにつれてより果実の甘さが増し、カカオやコーヒークリーム、シナモンなどのスパイス、トーストのような風味が現れ複雑さが出てくるのも印象的です。口当たりは非常にスムースで、シルクを思わせる滑らかな舌触り。適度なミネラルと心地よい酸が感じられます。フレッシュ感はありつつもアロマと同様に濃密な果実味と、柔らかく熟した緻密なタンニンが溶け合った魅惑的な味わい。余韻は長く、リッチネスでエレガントな洗練されたスタイルです。
【2018年のヴィンテージ】
ボルドー地方は、異例ずくめのヴィンテージでした。冬は穏やかでありながらも乾燥した日々が続き、春は雨量が多くブドウの成長が抑制されたかと思うと、5-6月が平年よりも温暖な気候で成長を加速。夏から収穫期にかけては温暖な気候と好天に恵まれ、ブドウは凝縮度を高めました。決して容易ではない気候でしたが、最新鋭の技術と人が終結した人智と、恵まれたテロワールが掛け合わされた結果、2018年は品質の優れたグレートヴィンテージとなりました。
【メニュー提案】
ワイン煮、ビーフシチュー、香草焼きなど
- MOUTON CADET ROUGE CLASSIQUE (ムートン・カデ・ルージュ・クラシック)
芳醇でしなやかな果実味をバニラの香りが包み込む格調高い味わい。
発売時のラベルを復刻した、コレクションの原点。
■生産者 バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド
■生産地 フランス・ボルドー
■原産地呼称 AOC. BORDEAUX (原産地呼称:ボルドー)
■タイプ ワイン > 赤ワイン
■品種 メルロー:85%
カベルネ・ソーヴィニヨン:8%
カベルネ・フラン:7%
■栓 コルク
■価格 2,200円 (税込)
【味わい】
外観はわずかに深紅色の濃いガーネットレッド。ブラックベリーやビルベリー、甘く煮詰められたチェリーのアロマが広がります。空気と交わることにより、スパイスとカシスの繊細なタッチが現れます。味わいは、美しくリッチな果実味とまろやかな酸、エレガントなタンニンがあり、心地良く飽きのこない味わいの赤ワインです。
【2017年のヴィンテージ】
冬から春にかけて全体的に穏やかで比較的乾燥した気候でしたが、9月の気温がやや低かったことが、ワインに心地よい新鮮味を与えています。果実のアロマと緻密なタンニンによるエレガントな味わいで、テロワールの輪郭が鮮明に感じられる“フレッシュ”で“純粋”なヴィンテージです。
【メニュー提案】
ポークソテー、鰻のかば焼き、チキンの煮込み
【世界屈指のワインメーカー BARON PHILIPPE DE ROTHSCHILD】
1933年以来、家族経営の会社であるバロン・フィリップ・ド・ロートシルトSAは、ポイヤックのブドウ畑の中心に位置し、それぞれのカテゴリーで世界最高級のワインを作るという、絶え間ない野心に突き動かされています。その熱意はシャトー・ムートン・ロートシルト(第一級)、シャトー・クラーク・ミロン、シャトー・ダルマイヤックなどのシャトーワインに限らず、世界で最も売れているボルドーワインとして有名なムートン・カデを含むブランドワインにも共通しています。
毎日楽しめるデイリーワインからとっておきの記念日ワインまで、多彩なラインナップすべてにおいて一貫したクオリティを保ち続ける、“世界最高峰のワインカンパニー”バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドのワインをぜひお愉しみください。